キャンプの撤収を早くする方法|前の晩に片付けて、テントは最後に回して乾かす
撤収が遅れるのは、作業の量より待つ時間のせい。
前の晩の片付け、洗い物の少ない朝ごはん、「中→外→テント」の順番。
ポールの抜き方と、乾かない日の持ち帰り方までまとめた。
キャンプの撤収を早くするなら、朝にがんばるより、前の晩にできることを先に済ませておくほうが効く。
撤収の順番は「テントの中の物 → 外のギア → テント」で、テントをいちばん最後に回すと、乾かす時間が取れる。
この記事では、前の晩・朝ごはん・撤収の順番・テントの畳み方・濡れたときの持ち帰り方を、順に並べる。
テントの畳み方と乾かし方は、アウトドアメディアの解説記事を出典にしている。
テントの種類によって手順は違うので、最後は自分のテントの取扱説明書が先になる。
「僕は〜と思う」と書いたところだけが、僕の意見になる。
撤収を早くする3つのこと
- 前の晩に、翌朝使わない物を片付けておく
- 朝ごはんは、洗い物と火を使う時間が少ないものにする
- テントは最後に回して、ほかを片付けている間に乾かす
撤収に時間がかかるのは、作業の量より、作業が止まる時間のほうだと僕は思う。
洗い物の行列を待つ、テントが乾くのを待つ、どこに何を積むか迷う。
この3つを減らすと、同じ荷物でも朝が軽くなる。
前の晩にやっておくこと
夜、焚き火を終えて寝る前に、翌朝使わない物を片付けておく。
たとえば次のような物だ。
- 夜だけ使ったランタンの予備や、焚き火の道具(火が完全に消えて冷めたものだけ)
- 翌朝着ない服や、使い終わったタオル
- 夕食で使い、朝は使わない調理道具
夜のうちに車へ積める物は積んでおくと、朝に「これはどこへ入れるか」を考える回数が減る。
ただし、夜露や雨で濡れそうな物を外に出しっぱなしにしないことは前提になる。
ごみも夜のうちに水を切ってまとめておくと、朝の作業がひとつ減る(やり方はごみの臭い対策の記事に書いた)。
朝のお湯を夜に沸かしておく方法は、朝いちばんの湯の記事にまとめてある。
朝の手間を夜に移す、という考え方は撤収でも同じだと思う。
朝ごはんは、洗い物が少ないものにする
撤収の朝にいちばん時間を取られやすいのが、洗い物だと僕は思う。
炊事場が混む時間に鍋とフライパンを洗うと、待ち時間がそのまま撤収の遅れになる。
撤収の朝は、パンとスープのように、お湯を沸かすだけで済む献立にしておくと楽になる。
使った食器は、洗う前に紙で汚れと油を拭き取っておくと、洗う時間が短くなる。
この拭き取りは洗い物を減らす記事で詳しく書いた。
撤収の順番は「中 → 外 → テント」
朝起きたら、次の順番で片付けていく。
- テントの中の物を出す:寝袋、マット、服、小物を外へ出して、寝袋とマットは広げて湿気を逃がす
- テントの換気をする:中が空いたら入口や窓を開けて、風を通す
- 外のギアを片付ける:テーブル、チェア、キッチン道具、タープの下の物を畳んで車へ積む
- テントの水気を取る:結露や朝露が残っていたら拭き取り、乾かす
- テントを畳む:ペグとポールを外して、畳んで袋に入れる
テントを最後にするのは、乾かす時間を取るためだ。
テントは夜露や結露で、晴れた朝でも濡れていることが多い。
ほかの物を片付けている間、テントは風に当てておける。
結露を減らす張り方と、朝の乾かし方はテントの結露対策の記事にまとめた。
テーブルやチェアは、最後まで出しておきたくなる。
でも、座る場所が残っていると、そこで手が止まりやすい。
僕は、テーブルを1つだけ残して、ほかは先に積んでしまうのがいいと思う。
テントの畳み方で、時間を取られないために
hinata のドームテントの畳み方の解説では、次の点が挙げられている。
- 濡れているときは、風通しのよい場所で日陰干しし、飛ばされないようにペグで押さえておく
- ポールは引き抜くのではなく、押し出すようにして抜く
- ポールは真ん中から半分に折り、さらに半分に折る、と繰り返すと負担がかからない
- ポールは1本だけケースに入れずに残しておき、テントを巻くときの芯にする
- テントはポールの長さに合わせた幅に畳み、ポールを芯にして端から巻く
ポールを引っ張って抜くと、中を通っているゴムのコードを傷めやすい。
急いでいる朝ほど引っ張りたくなるので、ここは意識しておきたい。
畳む幅を収納袋に合わせて決めておくと、袋に入らずにやり直す時間も減る。
ペグは、抜くための道具があると早い。
ペグハンマーの中には、ヘッドにペグ抜きのフックが付いたものがある。
地面が固いキャンプ場では、手で抜くより道具を使ったほうが手も痛めにくいと思う。
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乾かない日は、濡れたまま持ち帰って家で乾かす
雨の日や、出発の時間までにテントが乾かない日もある。
そのときは無理にその場で乾かそうとせず、濡れたまま持ち帰って、家で乾かすと決めてしまうほうが早い。
BE-PAL の記事では、濡れたテントを防水のドライバッグに入れて持ち帰る方法が紹介されている。
ロールトップを巻いて閉じれば水が外に漏れにくく、ほかのギアや車の荷室を濡らさずに済む、と書かれている。
濡れたテントを本来の収納袋に詰めると「片付けが終わった」気持ちになって乾かし忘れ、次に開けたらカビが生えていた、という失敗につながる、という指摘もあった。
ドライバッグはあくまで一時的な入れ物なので、帰ったら開けて乾かす流れが残る、という考え方だ。
家に着いたら、その日のうちにテントを出して広げる。
車の中に濡れた物を置いたままにすると、臭いの元になる。
帰ってからの拭き方と干し方は、濡れたまま積んで帰ると車が臭う記事に書いた。
まとめ
キャンプの撤収は、前の晩に翌朝使わない物を片付け、朝ごはんを洗い物の少ないものにするだけで、朝の作業がかなり減る。
撤収の順番は「テントの中 → 外のギア → テント」で、テントを最後にして乾かす時間を取る。
ポールは押して抜き、真ん中から折る。
乾かない日は、ドライバッグに入れて持ち帰り、家で広げて乾かす。
次のキャンプでは、まず前の晩の片付けから試してみてほしい。


