キャンプのごみの臭い対策|水を切り、紙で包み、防臭袋に入れて、涼しいところに置いて持ち帰る
生ごみのにおいは、腐敗が進むほど強くなる。
船橋市とBOS公式の説明をもとに、キャンプでごみを持ち帰る順番を整理した。
キャンプで出た生ごみを車に積んで持ち帰る。
帰りの車内でにおいが気になるかどうかは、袋の種類より前に、水気と温度で決まる部分が大きいと思う。
この記事では、船橋市の資料、防臭袋BOSの公式説明、CAMP HACKの検証記事をもとに、持ち帰りの順番を整理する。
僕の考えは「僕は〜と思う」と書き分けてある。
においの正体は、腐敗の進み方
船橋市の「生ごみの臭い対策について」には、生ごみのにおいは腐敗が原因で、腐敗は水分と高い気温で進むと書かれている。
だから対策は水切りと温度の二つが効果的だ、という整理になっている。
夏のキャンプは、この二つが両方そろいやすい。
調理で水をたっぷり使い、車内や荷室は暑くなる。
袋の中身を乾かして冷やすほど有利、というのが基本の考え方だ。
順番は、水を切る、包む、袋に入れる
1. 水を切る
船橋市の資料にある方法は、捨てる前に水分をよく絞ること、新聞紙などの上に置いて乾かすこと。
濡らさずに調理できる食材は、なるべく濡らさない。
例として、たまねぎの皮、きのこのへた、かぼちゃのわたが挙がっている。
肉や魚のトレイは、洗って乾かす。
トレイに敷いてあるマットは、軽くすすいで絞る。
キャンプで使うなら、立てて使える小さな水切り袋があると、卓上でそのまま絞れて楽だと思う。
三角コーナーのかわりに、袋の下の穴から水が抜けるタイプを使うのも、船橋市が紹介している方法だ。
2. 傷みやすいものは冷凍する
船橋市は、魚の内臓のような腐りやすい生ごみは、新聞紙やチラシに包んでビニール袋に入れ、冷凍する方法を挙げている。
キャンプでは冷凍庫が使えないので、僕は凍らせた保冷剤と一緒にクーラーボックスの端に入れる使い方を考えている。
ただしこれは僕の工夫で、出典のある方法ではない。
食材と一緒にするなら、袋は必ず口を閉じて分ける。
3. 防臭袋に入れる
最後に、においを通しにくい専用の袋に入れる。
BOSの公式サイトは、においは結び目だけでなく袋全体から漏れるので、結ぶだけでは閉じ込められないと説明している。
どんな袋でもにおいは通過し、BOSもまったく通さないわけではない、とも明記している。
そのうえでBOSは、においが漏れる速度がきわめて遅くなるよう設計されていて、人がにおいを感じる濃度に達する前に拡散する、というのが公式の説明だ。
使い方は、においのするものを入れて、口を数回ねじり、しっかり結ぶ。
袋を二重にする必要はない、と書かれている。
防臭袋の効き目は、条件つきで読む
BOSの公式サイトには、二つの試験が載っている。
- スカトール(便に含まれるにおい成分)を袋に入れて密封し、漏れ出た濃度を測定。24時間後も、高感度センサーの測定限界値(0.04ppm)以下だった
- うんち入りのおむつを市販のうんち袋3種類とBOSに入れ、モニターに5分後から7日後までにおいを確認してもらった。3日目はBOSが100%の人が「臭くない」、7日目は80%以上の人が「臭くない」
どちらもメーカーが公表した結果で、モニターの人数や評価方法の詳細は載っていない。
生ごみで同じ数字が出るとは限らない。
公式も、BOSはにおいを完全に防ぐものではなく、使う環境によっては漏れを感じることがあると書いている。
キャンプでの検証としては、CAMP HACKの記事がある。
BOSの「うんちが臭わない袋」Mサイズを使い、キャンプ場から車で約2時間走って帰宅した9月の日中、炎天下の車に積んだまま確認した。
生ごみ、空き缶、汗をふいたタオルなどを入れて、帰宅後ににおいは感じなかったという。
3日後のデータはメーカー提供の実験結果で、記事の筆者が検証したのは当日の帰宅までだ。
この記事は、袋が傷つくとにおいが漏れる可能性があるとも注意している。
缶の飲み口や石で破れないよう、扱いに気をつける。
価格は2024年10月時点で1枚約12円と書かれていて、普通のごみ袋より高い。
使う場面を選ぶ、というのが記事の見方だ。
僕が決めておくなら、こうする
ここからは僕の整理だ。
- 水気のあるものは先に絞って、新聞紙などで包む
- 防臭袋に入れるのは、においの強いもの(魚のわた、肉のトレイの汁、生ごみ)に絞る
- 袋は数回ねじって、しっかり結ぶ
- 結んだ袋は、車内の日なたに置かない。涼しいところに置く
- キャンプ場のごみのルール(持ち帰りか、生ごみだけ捨てられるか)を先に確かめる
防臭袋は便利でも、においを防ぐ魔法の袋ではない。
水を切って、包んで、涼しいところに置く。
その最後の一手として使うのが、いちばん効くと思う。
ごみとにおいは、虫や、濡れた荷物のにおいにもつながる。
関連する話は、こちらにも書いた。
→ 夏のキャンプで虫を呼んでいるのは、ゴミかもしれない
→ 濡れたまま積んで帰ると車が臭う
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防臭袋の数字は、メーカー公式が載せている条件つきの結果をそのまま引いた。
下に並べた商品の使い心地は、僕は確かめていない。

