2026.09.23 泊まれる場所4,223 立ち寄りスポット59,693 営業中を確認したキャンプ場1,005 note を読む

HOW TO PLAY

選挙にGO!の遊び方ガイド

選挙にGO!の遊び方と操作、画面に出る数値の見方をまとめたガイドです。

このゲームでできること

「選挙にGO!」は、衆議院議員総選挙と参議院議員通常選挙をシミュレーションするブラウザゲームです。すべてマウス(スマホはタップ)で操作します。

タイトル画面には衆議院・参議院それぞれに4つのモードが並びます。どちらも仕組みは同じで、対象になる選挙が違うだけです。

選挙戦を戦うどこかの党の選挙対策本部を預かり、公示から投票日前日までを戦う(架空の政党)
候補者として出馬する1つの選挙区(衆院)・1つの選挙区(参院)を自分自身の候補者として戦う(架空の政党)
一発勝負で開票する選挙戦を挟まず、その年の風だけですぐ開票する(架空の政党)
いま総選挙(参院選)をしたら実在の政党名と公表された世論調査の数字をもとに、今どうなるかを試す

「選挙戦を戦う」「候補者として出馬する」「一発勝負で開票する」の3モードに登場する政党・候補者・団体はすべて架空です。実在の人物・団体とは関係ありません。

名の知れた人たち… 架空の3モードには、党首や党幹部のほかに引退した元職も出てきます。「元内閣総理大臣」「元幹事長」といった肩書きを持つ人たちで、議席は失っていても知名度と地盤は桁違いです。ただし毎回いるわけではありません——名前が挙がるだけで終わる年もあれば、返り咲きを狙って出馬してくる年もある。とりわけ大物になるほど出馬する回は少なく、同じ選挙区に居合わせたらそれだけで戦いの構図が変わります。候補者一覧では肩書きが添えられるので、誰が出ているかはその場で分かります。

元職は衆議院・参議院のどちらにも出てきます。参議院では県がそのまま選挙区なので、その土地ゆかりの人物が改選のたびに抽選され、合区にも現れます。

大物が議席を失った回は、開票速報に別枠で流れます——「誰が勝ったか」と同じくらい「誰が負けたか」が語られるのが選挙の夜なので、当確の列に埋もれないようにしてあります。

これらの人物も、ほかの候補者と同じく架空です(実在の議員をモデルにする場合も、姓と名の両方をもじってあります)。「いま総選挙をしたら」と「地域別の情勢マップ」には出てきません——あちらは実在の政党名と公表された数字だけで組み立てる場所なので、架空の人物を混ぜないようにしています。

画面上部の2つのパネル(衆議院・参議院)は独立しています。どちらから始めても構いません。

衆議院議員総選挙のしくみ

定数465を、小選挙区289と比例代表176で争います。小選挙区は1つの選挙区から1人だけが当選する方式、比例代表は全国11ブロックに分かれ、各党の得票数に応じて議席を配分します(ドント式)。

  • 小選挙区… 289ある選挙区それぞれで、最も得票の多い候補者が1人だけ当選します。
  • 比例代表… 11ブロックそれぞれで、各党の得票数をドント式で議席に変換します。小選挙区で落選した候補者が比例で復活当選することもあります(重複立候補)。
  • 解散… 衆議院には任期(4年)がありますが、内閣が任期途中で衆議院を解散することもできます(憲法第七条)。解散すると、そこから総選挙です。

参議院議員通常選挙のしくみ

参議院は3年ごとに定数の半分(124議席)を改選します。45ある選挙区(都道府県単位。人口の少ない2組は合区)の選挙区代表と、全国比例代表を合わせて争います。

  • 選挙区… 45選挙区は大選挙区単記非移譲式で、選挙区ごとの改選定数(1人区〜6人区)に応じて上位候補者が当選します。1人区は小選挙区と同じ一騎打ちの構図になりやすく、複数人区では同じ党から複数人が当選することもあります。
  • 比例代表… 全国を1つのブロックとして、各党の得票数をドント式で議席に変換します。誰が当選するかは非拘束名簿式——名簿の上から順ではなく、個人名の得票が多い順です。候補者モードで比例代表単独から出馬すると、名簿での順位は党内での序列ではなく、自分がどれだけ名前を書いてもらえるか(知名度を軸に、演説力・地盤・資金力が乗る)で決まります。タレント候補や業界団体の組織内候補が上位に来るのはこのためです。
  • 解散が無い… 参議院に解散はありません。3年ごとに必ず半数改選があるだけです。そのため「候補者として出馬する」モードで見る近い順位の目安(僅差の当落線)は、その選挙区の改選定数によって変わります(1人区なら2位まで、3人区なら4位までが「僅差」の対象、というように)。

「選挙戦を戦う」— 選対本部モード

党の選挙対策本部を預かり、公示日から投票日前日までの毎日(衆院は12日間、参院は17日間。いずれも公職選挙法 第三十三条が定める期間)、打つ手を選びます。

  • 党首が入る… 選んだ選挙区に党首が入り、その選挙区の情勢を押し上げます。
  • 重点支援… 選んだ選挙区へ組織的な支援を集中します。
  • 政策発表… 争点を選んで政策を打ち出します(無料)。有権者の関心が高い争点ほど効果があります。
  • テレビCM… 全国規模で党全体の情勢を押し上げます。
  • 温存する… その日は何もせず資金と体力を温存します。

画面下の情勢一覧には、当落線に近い接戦区や、劣勢な選挙区が優先的に並びます。資金は限られているので、勝敗を左右しそうな選挙区に絞って手を打つのがコツです。

日々のニュースイベントが飛び込んでくることがあります。対応を選ぶと、その後の情勢に影響します。

投票日を迎えて議席を伸ばせた場合、衆議院では続けて「組閣する」ボタンから政権運営に進めます(後述)。参議院に組閣はありません。

「候補者として出馬する」— 候補者モード

選対本部ではなく、1つの選挙区(衆院は小選挙区、参院は選挙区)に立つ候補者自身として戦います。党全体ではなく、自分の議席が当選ラインを超えるかどうかだけを見ます。

  • 街頭演説… 駅前などで直接有権者に訴えます。知名度・演説力が伸びます。
  • 戸別訪問… 一軒一軒まわって支持を固めます。地盤が伸びます。
  • 後援会を広げる… 地元の後援会組織を拡大します。地盤・資金力が伸びます。
  • 支持団体をまわる… 業界団体・労組など組織票の掘り起こしをします。資金力・地盤が伸びます。
  • 討論会に出る… 他陣営の候補者と政策を戦わせます。政策通・演説力が伸びます。
  • メディアに出演する… テレビや配信番組で訴えます。知名度が大きく伸びる分、スキャンダルリスクも上がります。
  • 資金集めパーティーを開く… 支援者を集めて資金を集めます。コスト無しでその場の資金が増え、資金力も伸びますが、スキャンダルリスクがわずかに上がります。
  • 党の会合に出る… 所属政党があるときだけ選べます。党内影響力・資金力が伸びます。
  • 身辺を整理する… 資金の流れや交友関係を見直します。清廉度が伸び、スキャンダルリスクが下がります。
  • 政策を訴える… 争点を選んで政策を訴えます(無料)。自分の立ち位置と噛み合う争点ほど伸びが大きくなります。
  • 体調を整える… その日は休養に充てます。行動で溜まった疲労が回復します。

行動を選ぶと、選挙戦の記録にその行動で動いたパラメーターと資金の増減がタグで表示されます(例:知名度 +5/資金 -80万)。どの手が何に効いているかが一目で分かります。投票日には、出馬した時点と今とを見比べる「選挙活動の成果」の表も出ます。

パラメーターは上限に近づくほど伸びにくくなります。無名の候補が名前を売る最初の一歩と、既に知られた候補がさらに知名度を上げる一歩とでは、同じ演説でも効き方が違う、という考え方です。同じ手を連打しても頭打ちになるので、いくつかの手を組み合わせるほうが伸びます。

「おまかせで投票日まで進める」ボタンを押すと、残りの日程を自動で戦ってくれます。その日いちばん効く手を選ぶのではなく、その手を打ったあと投票日までを一度シミュレーションしてから決めているので、資金繰りや休養のタイミングまで含めて判断します。日程のどこにいるかでも方針を変えます——序盤は後から効いてくるもの(地盤・資金)を厚く、終盤は投票日に間に合えばいいもの(知名度)を厚く見ます。

おまかせ進行が見ているのは、あくまでその選挙に勝つことです。党内影響力のように「次の選挙以降に効くもの」は、ほかの手と拮抗したときの差としてだけ考えに入れます——選挙戦のさなかに党務ばかり打っていては、目の前の票を落としてしまうためです。任期のあいだのおまかせは逆に、次の選挙を見据えて足りないものを埋めにいきます。

参議院の候補者モードでは、当落線の目安がその選挙区の改選定数に応じて変わります。定数の多い選挙区ほど「僅差」の範囲が広くなります。

選挙区を選ぶと、その区がどの市区町村でできているかと、その土地でどの党が強いか(前回の比例代表の得票率)が表示されます。大阪の区なら日本刷新の会が3割を超え、島根なら民自党が4割。自分の党の地盤で堅く戦うのか、敵陣に乗り込むのか——出馬先を決める前に、それくらいは分かるようにしてあります。生まれ育った町から出る、という選び方もできます。

これまでの歩み — 「続きから出馬する」のカードの下に、その政治家がたどってきた道が残ります。何歳で政治の道に入り、何期目にどこで勝ち、いつどの椅子に座り、どの法案を通したか。当選回数という数字だけでは残らないものが、1行ずつ積み上がっていきます。亡くなったときの追悼の画面では、それが一人の政治家の生涯として並びます。

任期のあいだにすること — 選挙戦は12日(参院は17日)で終わりますが、任期は4年(参院は6年)あります。議員の時間の大半はこちら側にあって、そこで何をしたかが次の選挙の足腰になります。当選しても落選しても、次の選挙に進む前に「任期のあいだに」の画面で3つ(参院は4つ)の使い道を選びます。

  • 法案を出す… 議員立法をまとめて提出します。政策通・党内影響力が伸び、通れば知名度も大きく上がります。通るかどうかは立場と政策通の深さ次第。
  • 国会で質問に立つ… 演説力と知名度が伸びます。鋭い追及が報道されることも。
  • 地元をまわる… 地盤が伸び、疲労も抜けます。落選中でもできる数少ない手のひとつ。
  • 派閥の会合に出る… 党内影響力が大きく伸びますが、疑惑も積み上がります。所属政党があるときだけ。
  • 勉強会を開く… 政策通と党内影響力が伸びます。地味ですが、党内では重宝されます。
  • 政治資金パーティーを開く… 資金力がいちばん伸びる代わりに、スキャンダルリスクも上がります。
  • 静養する… 健康が戻り、疲労が大きく抜けます。健康は一度失うと戻りにくい値です。

法案の提出と国会での質問は、議席がないとできません(落選中は国会にいないため)。派閥は無所属では選べません。立場が重いほど法案も質問も通りが良くなります——大臣や党三役の言葉は、平議員のそれより重い。

任期の手はポストの判定より先に効きます。派閥に通って党内影響力を積んだ結果として、その任期の終わりに次の椅子が回ってくる、という順序です。「残りをおまかせで進める」を押せば、足りないものを埋める形で自動的に選んでくれます。

公認争い — 選挙は投票日に始まるわけではありません。出馬を届け出るとき、選んだ選挙区に同じ党の候補者が既にいれば、まず党の公認を争うことになります。持ち点になるのは当選回数・党内影響力・地盤・知名度で、疑惑を抱えていれば党は公認をためらいます。新人が現職から公認をもぎ取るのは、まず無理だと思ってください。

  • 公認を得られたら… 党の看板を背負って戦えます。組織も資金も党の支持者もこちらに付き、相手はその選挙区から降ります。
  • 公認を得られなかったら… その場で進退を選びます。無所属でも出るか、出馬を見送って選挙区や政党を選び直すか。無所属で出ると党の組織も看板も無く、比例代表への重複立候補もできず、手元の資金も薄くなります。
  • それでも無所属で勝てば… 党は追加公認して迎え入れます。負ければ、そのまま党の外です。

参議院で公認を争うのは、一人しか当選できない選挙区(定数1)だけです。定数が2以上あれば党は複数の候補を抱えられるので、同じ党の先輩がいてもそれは争う相手ではありません。

党内影響力 — 公認・名簿順位・ポスト

「党の会合に出る」で伸びる党内影響力は、1票にもなりません。演説のように有権者に届くわけでも、戸別訪問のように後援会が厚くなるわけでもない。それでもこの数字は、政治家としての一生を静かに左右します。効いてくる場所は3つあります。

  • 公認争い… 前の章のとおりです。同じ党の候補者と競ったとき、当選回数と並んでものを言います。
  • 比例名簿の順位… 比例代表単独で出るとき、名簿のどこに載るかが変わります。衆議院は党が順位を決める拘束名簿式なので党内影響力が主に効き、参議院は本来が非拘束名簿式(名簿順ではなく個人名の得票で当選者が決まる制度)なので、こちらは知名度のほうが主に効きます。
  • 党内のポスト… 議席を持っているあいだ、任期ごとに役職の話が回ってきます。

ポスト — 選挙は数日の勝負ですが、議員の時間の大半は選挙と選挙のあいだにあります。当選を重ね、党内で影響力を積んだ議員には、任期のたびに次の椅子の話が来ます。

部会長級当選1回以上・党内影響力18以上。政務調査会の部会長、国会対策副委員長、常任委員会の委員長、議員連盟の事務局長
大臣政務官当選2回以上・党内影響力30以上、かつ与党であること。政府の一員になる最初の段
副大臣当選3回以上・党内影響力42以上、かつ与党であること
閣僚当選4回以上・党内影響力55以上、かつ与党であること。外務大臣・財務大臣など10の府省
党三役当選4回以上・党内影響力58以上。幹事長・政務調査会長・総務会長
議長当選8回以上・党内影響力70以上。衆議院議長・参議院議長。序列は総理に次ぎますが、就任すると党派を離れて中立の立場に立ちます
党首当選5回以上・党内影響力78以上。与党なら内閣総理大臣、野党なら党代表

政務官・副大臣・大臣は政府の役職なので、与党にいなければ回ってきません。政権交代で野党に転じれば、大臣の職からは降りることになります(党三役のような党側の椅子には残れます)。部会長から党三役へ上がるのが党のルート、政務官から大臣へ上がるのが政府のルートで、実際の政界もこの二本立てになっています。

ポストに就くと、その任期のあいだに知名度・資金力・党内影響力が伸びます。上の椅子ほど伸びは大きく、次の選挙がそれだけ楽になる——ポストが次のポストを呼ぶ、という力学がそのまま数字になっています。見返りに、激務で健康を削られ、注目されるぶん疑惑を抱える隙も増えます。党三役以上を務めれば「閣僚経験」「党首経験」といった肩書きが、その椅子を離れたあとも残ります。

椅子の数は限られています。要件を満たしても必ず就けるわけではなく、党首の椅子はとりわけ狭き門です。ただし党首を逃したからといって無役に終わるわけではなく、その下の椅子が空いていればそちらに就くことがあります。

議席を失えば役職からも退きます。離党した場合も同じで、無所属でいるあいだは、そもそもポスト争いの外にいます。役職は議席と党の上にしか立ちません。

任期のあいだに役職が動いたときだけ、次の選挙へ進む前に「任期のあいだに」の画面が入ります。何も動かなかった任期は素通りします。

党内影響力の伸ばし方… 中心は「党の会合に出る」ですが、それだけではありません。「討論会に出る」(受け答えは党の幹部も見ている)、「支持団体をまわる」(業界団体や労組は党の支持基盤でもある)、「資金集めパーティーを開く」(資金を集められる議員はそれだけで発言力を持つ)でも少しずつ積み上がります。自分の党を立ち上げていれば「同志を集める」でも伸びます。

派閥 — 党の中にあるもう一つの党です。どの政党にも3〜4つの派閥があります。任期のあいだに「派閥の会合に出る」を選び続けていると、そのうちどこかから声がかかります。当選回数を重ね、党内で影響力を持っているほど早く誘われます。

どの派閥から声がかかるかは、その派閥の大きさと、あなた自身の立ち位置で決まります。防衛を重んじる人には強硬派の集まりから、対話を重んじる人には穏健派の集まりから声がかかりやすい。派閥にはそれぞれ性格(安全保障・財政規律・党改革・地方と業界団体・外交)があります。

派閥に入ると、次の2つが変わります。

  • ポストの人事… 大臣や党三役の椅子を配るのは派閥の頭数です。大きな派閥に属しているほど、上の椅子が回ってきやすくなります。
  • 公認争い… 公認を決める場に、自分の代わりに座ってくれる人がいるということです。現職であることと同じくらいの重みで効きます。

無派閥のままでいることもできます。しがらみは無い代わりに、椅子を配る側の輪にも入れません。派閥は政党の中にあるものなので、党を移れば自動的に外れます。

党首選 — 党首の椅子だけは、他のポストと決まり方が違います。幹事長も大臣も突き詰めれば誰かが「あの人に」と決めるものですが、党首は投票で選ばれます。しかもその票は二種類あります。

  • 議員票(367票)… 国会議員が投じます。派閥がまとめて動かす票なので、党内の頭数がそのまま出ます。
  • 党員票(367票)… 全国の党員・党友が投じます。派閥は届かず、名前の知られ方がそのまま出ます。

どちらでも過半数に届かなければ決選投票になります。決選投票では党員票が各都道府県連の1票ずつ(47票)に圧縮され、議員票がほぼすべてを決めます。「党員票では勝ったのに、決選投票で逆転された」という結末は、こうして生まれます。

派閥を固めた候補は議員票で勝ち、世間で人気のある候補は党員票で勝ちます。無派閥でも、名前さえ知られていれば勝つ目はあります——ただし遠回りにはなります。

党首選に出て敗れた場合も、その一戦は来歴に残ります。開票結果は「任期のあいだに」の画面で、議員票と党員票を分けて確認できます。

後援会・政治資金・区割りの改定

パラメーターの「地盤 62」という数字は、動かすための目盛りです。政治家が実際に見ているのは、後援会の名簿の人数と、政治資金収支報告書の金額のほうでしょう。「任期のあいだに」の画面では、それを人数と金額に翻訳して出しています。

  • 後援会員… 地盤の厚みがそのまま出ます。当選を重ねるほど増えていきます。
  • 集めた党員・党友… 地盤と党内影響力から算出します。無所属なら0人です。
  • 推薦団体… 資金力と地盤から算出します。商工会、建設業協会、農協、医師会の政治連盟といった顔ぶれです。

政治資金収支報告書 — 1年ぶんの収入と支出を出しています。収入の柱は4つです。

  • 個人献金… 知名度と後援会の厚み。清廉な議員ほど小口が集まります。
  • 企業・団体献金… 資金力と党内での位置。無所属には集まりにくい種類のお金です。
  • 政治資金パーティー… 人を集められる議員だけが重ねられます(寄附ではなく、対価としての支払いです)。
  • 政党交付金の配分… 政党要件を満たす党の、上のポストに就いている議員ほど厚く配られます。

支出は人件費・事務所費・政治活動費と、党に納める党費・負担金です。秘書と事務所だけで、たいていの議員は収入の大半を使い切ります。収支が赤字なら、足りないぶんは借入か自分の財産で埋めることになります。

この画面の数字はすべて既存のパラメーターからの派生で、ゲームの計算そのものには影響しません。地盤や資金力が動いたときにだけ変わります。

区割りの改定 — 自分では一票も動かせないのに、足元が変わる出来事です。小選挙区の区割りは、国勢調査のたびに見直されます(衆議院議員選挙区画定審議会設置法)。2022年の改定ではアダムズ方式が導入され、東京が5増える一方で、10の県が1つずつ議席を失いました。

このゲームでも、衆議院のキャリアを10年続けると区割りの改定がめぐってきます。何が起きるかは、あなたの選挙区がどの県にあるかで変わります。

  • 議席が減る県(宮城・福島・新潟・滋賀・和歌山・岡山・広島・山口・愛媛・長崎)… どこかの選挙区が必ず消えます。それが自分の区だった場合、隣の区へ移って戦うことになり、積み上げた後援会の多くは別の区の側に残ります。
  • 議席が増える県(東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知)… 区が細かく割られ、長年まわってきた町のいくつかが隣の区に入ります。名簿はそのぶん薄くなります。
  • 増減の無い県… 一票の格差を縮めるための境界の手直しで済むことも、何も起きないこともあります。

参議院の選挙区は都道府県がそのまま1区なので、区割りの改定という概念がありません(合区はありますが、あれは県そのものを束ねる別の話です)。

自分では一票も動かせないのに足元が変わる——政治家にとっての区割り改定は、そういう出来事です。地盤の選挙区が消えた回は、来歴にも残ります。

疲労・健康・スキャンダル — 選挙戦のリスク

候補者は無限に走り続けられるわけではありません。パラメーターのうち「疲労」「スキャンダルリスク」は低いほど良い弱点、「健康」は高いほど良い値で、いずれも当落だけでなく候補者の身に直接関わります。

  • 疲労… 行動するたびに溜まり、「体調を整える」で回復します。機動力が高いほど溜まりにくくなります。溜め込んだまま走り続けると、過労で倒れることがあります。
  • 健康… 病気による死亡リスクを左右します。加齢とともにゆっくり下がり、疲労を抱えたまま任期に入るとさらに削れます。一度失うと戻りにくい値です。
  • スキャンダルリスク… メディア出演や資金集めパーティーで積み上がります。溜まるほど、選挙戦のさなかに疑惑が報じられる確率が上がります。報じられると知名度と清廉度を削られます。清廉度が高いほど火はつきにくく、「身辺を整理する」で下げられます。

死亡リスクについて… 候補者は、選挙戦のさなかにも、選挙と選挙のあいだの任期中にも、亡くなることがあります。死因は病気・事故・事件・過労の4つです。

  • 病気… 年齢とともに上がります。40代からじわじわ上がりはじめ、60代を超えると加速します。健康が低いほど、疲労が高いほど上がります。
  • 事故… 年齢にほとんど関係なく、確率は低いままです。若くても起こりえます。
  • 事件… きわめて稀ですが、知名度が高い候補ほど狙われやすくなります。
  • 過労… 疲労が相当に高くならないと起こりません。選挙戦のあいだ、限界を超えて走り続けた場合だけのリスクです。

確率は実際の生命表(年齢別の死亡率)に合わせてあります。30代なら年に0.1%に満たず、60歳で0.7%前後、80歳で5%前後です。若いうちはまず起こりませんが、長く議員を続けるほど、いつかは訪れます。

亡くなった場合は追悼の画面が出て、そのキャリアは終わります。ただし後援会は残っているので、後継者を立てて同じ選挙区を引き継ぐことができます。先代の地盤・知名度・資金力の一部と、所属政党・選挙区・立ち位置は引き継げますが、演説力や政策通といった個人の資質は引き継がれず、当選回数もゼロから数え直しになります。役職も引き継げません——ポストは議席と、党内で積み上げた信頼の上にしか立たないからです。

死亡の判定は衆議院・参議院どちらのキャリアでも同じように働きます。参議院の任期は6年と衆議院より2年長いぶん、次の改選までに何かが起こる確率もその分だけ高くなります。

新党を立ち上げる

候補者モードで「続きから出馬する」ときの「キャリアを変えて出馬する」から、既存政党への移籍・無所属への転向に加えて、新党を立ち上げることもできます。所属政党のプルダウンから「+新しい政党を立ち上げる…」を選び、党名を入力するだけです。

  • 条件… 当選1回以上、または党内影響力25以上になると選べるようになります。無名の新人がいきなり結党しても誰も付いてきません。
  • 党のデータ… 支持基盤・組織力・資金力・比例代表での伸びしろは、すべて自分自身の立ち位置とパラメーターから自動で組み立てられます。既存の8党より小さい規模から始まります。
  • 自分が党首… 立ち上げると同時に、自分がそのまま党首として立ちます。以後の選挙では、全国的に候補者・比例名簿を持つ「実在する党」として扱われます。

政党要件と同志集め… 結党したばかりの新党は、政党要件(公職選挙法86条の2。国会議員5人以上、または直近の国政選挙で得票率2%以上)をまだ満たしていません。満たすまでは、比例代表単独・重複立候補を選べません。

  • 同志を集める… 自分が立ち上げた党の党首でいる間だけ選べる行動です。1回で党所属議員が1人増えます(5人になるまで)。
  • 賛同者が現れる… 「同志を集める」を選ばなくても、まれに理念に共感した政治家が自分から加わりを申し出ることがあります。
  • 党所属議員が5人に達すると政党要件を満たし、比例代表への出馬が解禁されます。

もう一方の経路——全国で2%の票… 政党要件は「議員5人」だけではありません。直近の国政選挙で全国得票率2%以上でも満たせます(公職選挙法86条の2)。人を集める道と、票で認められる道の2本立てです。新党は候補を立てられる選挙区が限られるので簡単ではありませんが、選挙のたびに開票結果から自動で判定され、届けば結果画面でその場で知らされます。2%に届かなくても、0.5%を超えていれば現在の得票率が表示されるので、次にどれだけ足りないかが分かります。

立ち上げた党は、離党したあとも世界に残り続けます。政党要件を満たすところまで育てておけば、あとで戻ってくることもできます。

「一発勝負で開票する」

選挙戦の12日間・17日間を挟まず、その年の風(架空の情勢)だけですぐ開票します。じっくり選対本部を運営する時間が無い時、結果だけをテンポよく見たい時に使うモードです。

こちらも架空の政党・候補者による開票です。開票演出(速報)が入り、そのまま結果画面に進みます。

「いま総選挙(参院選)をしたら」

ここだけは架空の政党ではなく、実在の政党名と公表された世論調査の数値を使って、「今、選挙をしたらどうなるか」の予測を試せます。示されるのはあくまで予測であり、実際の選挙結果を約束するものではありません。

公職選挙法 第百三十八条の三は、選挙運動期間中の人気投票(当落予想)の結果公表を禁じています。そのため、実際の衆議院議員総選挙・参議院議員通常選挙が公示されている期間中は、このモードのボタンを一時的に押せなくしています。投票日を過ぎると再開します。

選挙区・都道府県・議員定数・比例ブロックの区分など、選挙制度と地理に関する事実は実在のものを使っています。政党名や世論調査の数字も実在ですが、それ以外(架空の候補者の演説内容など)は含みません。

総選挙のあと — 首班指名と政権運営

衆議院の総選挙で議席が決まっても、それだけでは政権は生まれません。憲法第六十七条は「内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決で、これを指名する」と定めていて、国会が開かれ、両院がそれぞれ記名投票で1人を指名して初めて総理が決まります。

首班指名選挙 — 議席を持つ各党が候補を1人ずつ立て、衆議院が投票します。

  • 1回目の投票… 有効投票の過半数を得た人がいれば、その場で指名されます。
  • 決選投票… 過半数を得た人がいなければ、上位2名で決選投票を行います(衆議院規則第十八条)。決選投票は過半数ではなく比較多数で決まるので、白票は事実上、相手を利することになります。
  • 候補は当選者から… 立てるのは党首ですが、党首が議席を失った党は、当選者のうちもっとも当選回数の多い議員が代わりに立ちます。「国会議員の中から」という条文どおりです。

参議院でも指名は行われます — 憲法第六十七条は「国会の議決で指名する」と定めていて、衆議院と参議院はそれぞれ独立に指名の議決を行います。だから両院で違う人が指名されることがあります(実際に1948年・1998年・2007年・2008年の4回ありました)。

  • 両院が割れたら… 両院協議会を開きます。一致すれば、その顔ぶれで決まります。
  • 一致しなければ… 衆議院の議決がそのまま国会の議決になります(第六十七条第2項)。過去4回の両院協議会は、いずれも一致せず衆議院の指名がそのまま通りました。

最終的な勝敗は、常に衆議院の指名で決まります。 参議院の指名は「勝敗」を左右しませんが、ねじれの重さを見せる場面になります——参議院では圧勝しているのに、衆議院の決選投票にわずかに敗れて野党へ、ということも起こります。

どの党がどの候補に投じるかは、次の順で決まります。

  • 連立の枠組み… あなたが組んだ連立の党は、1回目からまとめてあなたの候補に投じます。
  • 選挙協力… 選挙区で候補を降ろしてまで支えている相手がいる党は、その相手に投じます。選挙区では協力しているのに首班指名では敵に回る、ということは起きません。
  • 野党共闘… 決選投票では、選挙区で候補者調整に応じる党どうしが同じ側に立ちます。政策の距離より優先されます——共闘とはそもそも、政策が違っても数で束ねることだからです。
  • 政策の距離… ここまでで決まらなければ、経済・社会・対外の3軸で近いほうに乗ります。どちらも遠く、しかも遠さに差が無ければ白票を投じます。

過半数に届かなくても政権は取れます。 野党がばらばらなら、少数与党でも決選投票を制することがあります。逆に、第1党でも野党がまとまれば政権を渡すことになります。議席数だけでは決まらないのが首班指名です。

参議院でも同じ指名選挙が行われますが、両院の指名が異なった場合は両院協議会を開き、それでも一致しなければ衆議院の議決が国会の議決となります(憲法第六十七条第2項)。そのためこのゲームでは衆議院の指名だけを扱っています。

政権運営 — 首班指名を制した場合だけ、続けて政権運営に進めます(一発勝負・参議院には政権運営はありません)。

  1. 連立を組む単独で過半数(233議席)に届かない場合、政策の近い党から連立の相手を選びます。ここで組んだ枠組みが、そのまま首班指名の票になります。
  2. 首班指名を制する指名されなければ政権はよそに渡り、野党として次の総選挙に備えることになります。
  3. 組閣するこの顔ぶれで内閣が発足します。ここから四半期ごとに政権運営が進みます。
  4. 参議院の勢力を確かめる参議院は3年ごとに半数を改選するので、いまの248議席は2回の通常選挙の積み重ねでできています。しかもどちらも総選挙とは別の時期です。衆議院で大勝しても参議院は前のままで、そこで法案が止まることがあります。
  5. 法案・出来事四半期を進めるたびに、法案の採決や様々な出来事が自動で起こります。連立の議席が過半数に届かないと、法案は否決されやすくなります。
  6. 内閣支持率法案の成否や出来事への対応によって上下します。支持率が下がり続けると、内閣不信任のドラマが待っています。
  7. 内閣不信任決議案が可決されたら10日以内(憲法第六十九条)に、衆議院を解散して総選挙で信を問うか、内閣総辞職するかを選びます。
  8. 任期途中の解散不信任を受けなくても、内閣の判断でいつでも解散できます(憲法第七条)。

ねじれ国会 — 与党が参議院で過半数を持たない状態です。法案は衆議院を通ったあと参議院へ送られるので、ここで止まります。ただし止まり方は法案の種類で違います。

  • 法律案… 参議院が否決すると、衆議院で出席議員の3分の2以上の再可決が必要になります(憲法第五十九条第2項)。465議席のうち310票——連立だけでこれを揃えるのは容易ではなく、たいていは廃案になります。
  • 予算案… 参議院が否決しても、衆議院の議決がそのまま国会の議決になります(憲法第六十条第2項)。再可決は要りません。予算だけは、ねじれていても通せます。

与党が過半数を持っていれば、党議拘束がかかるので法案はまず通ります。造反が出ても数人で、それで否決されるのは例外です。逆に少数与党のときは、政策の近い野党の一部が賛成に回る(部分連合)ときだけ通ります。

解散・総辞職のどちらを選んでも、その内閣の物語はそこで終わります。総選挙を選んだ場合は、そのままもう一度総選挙の結果を迎えます。

総理大臣モード — 自分が総理になったら

候補者モードで党首として議席を守ると、その総選挙のあとに首班指名選挙が待っています。ここを制すると、票に書かれるのはあなたの名前です。そのまま総理大臣として政権を率いることになります。

  • 党首になるには… 当選5回以上・党内影響力78以上で党首選に出られます。派閥を固めれば議員票が、名前が知られていれば党員票が伸びます(「党内影響力」の章を参照)。
  • 議席を守ること… 党首でも、自分の選挙区で落ちれば首班には指名されません。憲法第六十七条は「国会議員の中から」と定めています。
  • 連立を組む… 指名選挙の前に、どの党と組むかを選びます。自党だけで過半数を取れているなら、そのまま進んで構いません。
  • 争わない選択… 「指名を争わずに任期へ」を選べば、一議員として通常の任期に進みます。

総理大臣としての時間 — 政権運営の画面は選対本部モードと同じですが、動かしているのは党ではなくあなた自身です。四半期ごとに法案が採決され、出来事が起こり、内閣支持率が上下します。

退陣したとき、その時間はまるごとあなたのパラメーターに返ってきます。

  • 知名度・党内影響力・資金力が大きく伸びる… 総理は毎日ニュースに出ます。1年務めれば知名度が9ほど伸びる勘定で、平議員の任期とは桁が違います。
  • 健康が削られ、疑惑を抱える… 24時間、あらゆる決定の責任を負う立場です。在任が長いほど削られます。
  • 退陣時の支持率が効く… 高い支持率のまま去れば党内での重みが増し、地に落ちたまま辞めれば影響力と清廉度を失います。「あの総理」と言われることが、必ずしも得にはなりません。
  • 「総理大臣経験」が残る… その後どれだけ落ちぶれても、この肩書きは消えません。

総辞職すれば総理ではなくなりますが、党首の座はそのまま残ります(肩書きが「党代表」に戻ります)。解散を選んだ場合は総選挙まで職務を続けるので、総理のまま次の選挙に臨みます。どちらの場合も、勝てばもう一度首班指名の場に立てます。

在任中に倒れることもあります。判定は通常の任期と同じ仕組みで、在任が長いほど、年齢が高いほど確率が上がります。亡くなった場合は追悼の画面が出て、後継者を立てることになります。

クラウドセーブ・ログイン

候補者モードの設定画面から、ログイン(会員登録)ができます。ログインしなくても今すぐ遊べますが、ログインしておくと、選挙戦を終えた時点の候補者データが自動でクラウドに保存され、別の端末からでも続きを出馬できます。

衆議院・参議院はそれぞれ別のチャンバーとして保存されます。片方だけ保存して、もう片方は未保存ということもあります。

この数字はどこから来ているか — 過去の選挙結果

「京都は共産党が強い」「大阪は維新の牙城」「香川は国民民主」——こういうことは、理屈では導けません。都市度が高いから、保守的だから、では説明がつかない。実際にそう投票されてきた、としか言いようがないものです。

そこでこのゲームは、県ごとの政党支持を過去の国政選挙の実際の結果から組み立てています。使っているのは総務省が公表している比例代表の都道府県別・党派別得票数で、衆議院6回・参議院7回の計13回ぶん(2007年〜2025年)です。

  • 県ごとの強さ… その党の県での得票率を、全国の得票率で割った値を使います。割り算にしているのは、その回の風(全国的な追い風・逆風)を打ち消すためです。2009年の民主も2012年の自民も全国で大きく振れましたが、「その党がどの土地に強いか」という骨格はそこまで動きません。その骨格だけを取り出しています。
  • 新しい選挙ほど重く… 1回さかのぼるごとに重みを0.8倍にしています。20年前の地域構造をそのまま持ち込むと、今の姿から離れてしまうためです。
  • 有権者数と投票率… 都道府県ごとの選挙人名簿登録者数と投票率も実績の数字です。島根や山形の投票率が高く、都市部が低いのも、そのまま反映されます。

変えていないのは全国での党の力関係です。実績をそこまで持ち込むと、たとえば2009年の民主党の圧勝がそのまま固定されてしまい、毎回同じ結果を見ることになります。全国の力関係はゲーム側の設定のまま、地域の分布だけを実績に置き換えてあります。

この土台はすべてのモードに効きます。選対本部モードでどの県にてこ入れするか、候補者モードでどの選挙区から出るか、一発勝負の議席、情勢マップ、知事選——どこで戦うかの判断が、実際の日本の選挙地図の上で行われます。架空の政党で遊ぶモードでも、対応する実在政党の地域構造を受け継いでいます(民自党は自民党、日本刷新の会は維新、というように)。

選挙区の区割りも実物です… 289ある小選挙区が、どの市区町村でできているかも第50回衆院選(2024年)の資料から取り込んでいます。東京都第1区なら千代田区と新宿区、東京都第25区なら青梅市・昭島市から奥多摩町まで。候補者モードで選挙区を選ぶと、その区を構成する市区町村がその場に表示されます。

  • 区ごとの有権者数… 県の有権者数を、区ごとの実際の投票数の比で分けています。同じ県のなかでも、区によって有権者数は違います。
  • 県のなかでの区ごとの違い… 「大阪でもとりわけ維新が強い区」「東京でも都心と多摩では顔ぶれが違う」といった、県の平均には現れない差も実データです。県と県の差は13回ぶんの実績が、県のなかの区ごとの差は第50回の実績が担っています。
  • 県の保守度… 各党の立ち位置を、その県の得票率で重みづけした平均から出しています。保守的な党に票が集まる県ほど高くなる、という計算です。富山・山口・石川が上位、京都・沖縄・大阪が下位。この値が効くのは、実績のない政党——あなたが立ち上げた新党の支持を組み立てるときです。保守寄りの新党を作れば、富山では京都の倍近い支持から始められます。
  • 選挙区の都市度… 区割りそのものから割り出しています。都市の選挙区は少数の行政区でできていて(東京15区は江東区ひとつで45万人)、郡部の選挙区は小さな町村を寄せ集めて数を揃える(北海道10区は32市町村で28万人)。1市区町村あたりの有権者数に50倍の開きがあり、これがそのまま人口密度の代わりになります。

区割りを実物にした副産物として、一票の格差が働くようになりました。地方に強い党は有権者の少ない区に支持が偏り、都市型の党は有権者の多い区に集まります。全国の得票率が同じでも議席が変わってくるのは、実際の選挙で起きていることそのものです。

選挙区の系譜… 同じ13回の実績から、「その土地でこれまで誰が勝ってきたか」も数えています。候補者モードで選挙区を選ぶと、前回の勢力の下に系譜が並びます。

  • 13回ぶんの勝者… 古い順に、その県で比例代表の1位だった系統を並べます。政権交代のあった2009年に民主系が並び、そこから自民系に入れ替わる——そういう流れが目で見えます。
  • 土地の性格… 同じ系統が勝ち続けているか、その差が大きいかの2つで名づけています。13回のうち大半で1位、差も大きければ「保守王国」。1位が何度も入れ替わっていれば「風で動く土地」。差が小さければ「激戦の土地」です。
  • 小選挙区の勝者ではなく比例得票… 2022年に区割りが改まっていて、それ以前の小選挙区と今の小選挙区は同じ土地を指していません。県単位の比例得票なら、改定をまたいでも同じものを数え続けられます。
  • 参議院でも見られます… 参議院の選挙区は都道府県がそのまま1つなので、県単位で数えた系譜がそのまま当てはまります。合区(鳥取・島根、徳島・高知)では2県それぞれの系譜が並びます——同じ区ですが、同じ土地ではありません。

同じ「自民系40%」でも、13回連続で守ってきた40%と、前回ようやく奪い返した40%では、乗り込むときの覚悟が違います。系譜はそれを見せるためのものです。

その年の風… 土台が実績でも、選挙のたびに同じ結果が出ては選挙になりません。開票のたびに「政権への評価」という1本の風を引いています。

  • 与党と野党第一党は逆向きに動く… 与党に逆風が吹く回は、そのまま野党第一党への追い風になります。批判票の受け皿はそこに集まるからです。2009年(民主308議席)も2012年(自民294議席)も、2つの党が別々に振れた結果ではなく、1つの振り子が振り切れた結果でした。
  • 組織の厚い党は流されにくい… 固い支持層は、政権への評価が変わっても動きません。組織力の高い党ほど風の影響が小さくなります。
  • 振り切れるのは稀… 大波乱は何回かに一度です。毎回起きては、それはもう政権交代ではありません。

この風のおかげで、同じ土台から圧勝も惨敗も政権交代も生まれます。第一党が280議席を超える回もあれば、与党が150議席を割る回もあります。

出典は総務省「衆議院議員総選挙結果調」「参議院議員通常選挙結果調」および第50回総選挙の市区町村別得票数。1996年〜2005年の衆院選と1998年の参院選は、機械で読める形の資料が公開されていないため含めていません。

そのほか

このゲームをどう作っているかは 開発記 に書いています。おまかせ進行が実は何もしていなかった話、衆議院のコードが参議院にそのまま通用しなかった話などを残しています。

まだゲームを触っていなければ、先に遊んでみるほうが早いと思います。
選挙にGO!を開く

← ゲームのページに戻る