HOW TO PLAY

遊び方ガイド

選挙シミュレーションゲーム「選挙にGO!」の遊び方ガイド。衆議院・参議院それぞれの制度、選対本部モード・候補者モード・一発勝負・実在政党モードの違い、組閣後の政権運営、クラウドセーブまで解説します。

このゲームでできること

「選挙にGO!」は、衆議院議員総選挙と参議院議員通常選挙をシミュレーションするブラウザゲームです。すべてマウス(スマホはタップ)で操作します。

タイトル画面には衆議院・参議院それぞれに4つのモードが並びます。どちらも仕組みは同じで、対象になる選挙が違うだけです。

選挙戦を戦うどこかの党の選挙対策本部を預かり、公示から投票日前日までを戦う(架空の政党)
候補者として出馬する1つの選挙区(衆院)・1つの選挙区(参院)を自分自身の候補者として戦う(架空の政党)
一発勝負で開票する選挙戦を挟まず、その年の風だけですぐ開票する(架空の政党)
いま総選挙(参院選)をしたら実在の政党名と公表された世論調査の数字をもとに、今どうなるかを試す

「選挙戦を戦う」「候補者として出馬する」「一発勝負で開票する」の3モードに登場する政党・候補者・団体はすべて架空です。実在の人物・団体とは関係ありません。

画面上部の2つのパネル(衆議院・参議院)は独立しています。どちらから始めても構いません。

衆議院議員総選挙のしくみ

定数465を、小選挙区289と比例代表176で争います。小選挙区は1つの選挙区から1人だけが当選する方式、比例代表は全国11ブロックに分かれ、各党の得票数に応じて議席を配分します(ドント式)。

  • 小選挙区… 289ある選挙区それぞれで、最も得票の多い候補者が1人だけ当選します。
  • 比例代表… 11ブロックそれぞれで、各党の得票数をドント式で議席に変換します。小選挙区で落選した候補者が比例で復活当選することもあります(重複立候補)。
  • 解散… 衆議院には任期(4年)がありますが、内閣が任期途中で衆議院を解散することもできます(憲法第七条)。解散すると、そこから総選挙です。

参議院議員通常選挙のしくみ

参議院は3年ごとに定数の半分(124議席)を改選します。45ある選挙区(都道府県単位。人口の少ない2組は合区)の選挙区代表と、全国比例代表を合わせて争います。

  • 選挙区… 45選挙区は大選挙区単記非移譲式で、選挙区ごとの改選定数(1人区〜6人区)に応じて上位候補者が当選します。1人区は小選挙区と同じ一騎打ちの構図になりやすく、複数人区では同じ党から複数人が当選することもあります。
  • 比例代表… 全国を1つのブロックとして、各党の得票数をドント式で議席に変換します。
  • 解散が無い… 参議院に解散はありません。3年ごとに必ず半数改選があるだけです。そのため「候補者として出馬する」モードで見る近い順位の目安(僅差の当落線)は、その選挙区の改選定数によって変わります(1人区なら2位まで、3人区なら4位までが「僅差」の対象、というように)。

「選挙戦を戦う」— 選対本部モード

党の選挙対策本部を預かり、公示日から投票日前日までの毎日(衆院は12日間、参院は17日間。いずれも公職選挙法 第三十三条が定める期間)、打つ手を選びます。

  • 党首が入る… 選んだ選挙区に党首が入り、その選挙区の情勢を押し上げます。
  • 重点支援… 選んだ選挙区へ組織的な支援を集中します。
  • 政策発表… 争点を選んで政策を打ち出します(無料)。有権者の関心が高い争点ほど効果があります。
  • テレビCM… 全国規模で党全体の情勢を押し上げます。
  • 温存する… その日は何もせず資金と体力を温存します。

画面下の情勢一覧には、当落線に近い接戦区や、劣勢な選挙区が優先的に並びます。資金は限られているので、勝敗を左右しそうな選挙区に絞って手を打つのがコツです。

日々のニュースイベントが飛び込んでくることがあります。対応を選ぶと、その後の情勢に影響します。

投票日を迎えて議席を伸ばせた場合、衆議院では続けて「組閣する」ボタンから政権運営に進めます(後述)。参議院に組閣はありません。

「候補者として出馬する」— 候補者モード

選対本部ではなく、1つの選挙区(衆院は小選挙区、参院は選挙区)に立つ候補者自身として戦います。党全体ではなく、自分の議席が当選ラインを超えるかどうかだけを見ます。

  • 街頭演説… 駅前などで直接有権者に訴えます。知名度・演説力が伸びます。
  • 戸別訪問… 一軒一軒まわって支持を固めます。地盤が伸びます。
  • 後援会を広げる… 地元の後援会組織を拡大します。地盤・資金力が伸びます。
  • 支持団体をまわる… 業界団体・労組など組織票の掘り起こしをします。資金力・地盤が伸びます。
  • 討論会に出る… 他陣営の候補者と政策を戦わせます。政策通・演説力が伸びます。
  • メディアに出演する… テレビや配信番組で訴えます。知名度が大きく伸びる分、スキャンダルリスクも上がります。
  • 資金集めパーティーを開く… 支援者を集めて資金を集めます。コスト無しでその場の資金が増え、資金力も伸びますが、スキャンダルリスクがわずかに上がります。
  • 党の会合に出る… 所属政党があるときだけ選べます。党内影響力・資金力が伸びます。
  • 身辺を整理する… 資金の流れや交友関係を見直します。清廉度が伸び、スキャンダルリスクが下がります。
  • 政策を訴える… 争点を選んで政策を訴えます(無料)。自分の立ち位置と噛み合う争点ほど伸びが大きくなります。
  • 体調を整える… その日は休養に充てます。行動で溜まった疲労が回復します。

行動を選ぶと、選挙戦の記録にその行動で動いたパラメーターと資金の増減がタグで表示されます(例:知名度 +5/資金 -80万)。どの手が何に効いているかが一目で分かります。投票日には、出馬した時点と今とを見比べる「選挙活動の成果」の表も出ます。

パラメーターは上限に近づくほど伸びにくくなります。無名の候補が名前を売る最初の一歩と、既に知られた候補がさらに知名度を上げる一歩とでは、同じ演説でも効き方が違う、という考え方です。同じ手を連打しても頭打ちになるので、いくつかの手を組み合わせるほうが伸びます。

「おまかせで投票日まで進める」ボタンを押すと、残りの日程を自動で戦ってくれます。その日いちばん効く手を選ぶのではなく、その手を打ったあと投票日までを一度シミュレーションしてから決めているので、資金繰りや休養のタイミングまで含めて判断します。

参議院の候補者モードでは、当落線の目安がその選挙区の改選定数に応じて変わります。定数の多い選挙区ほど「僅差」の範囲が広くなります。

公認争い — 選挙は投票日に始まるわけではありません。出馬を届け出るとき、選んだ選挙区に同じ党の候補者が既にいれば、まず党の公認を争うことになります。持ち点になるのは当選回数・党内影響力・地盤・知名度で、疑惑を抱えていれば党は公認をためらいます。新人が現職から公認をもぎ取るのは、まず無理だと思ってください。

  • 公認を得られたら… 党の看板を背負って戦えます。組織も資金も党の支持者もこちらに付き、相手はその選挙区から降ります。
  • 公認を得られなかったら… その場で進退を選びます。無所属でも出るか、出馬を見送って選挙区や政党を選び直すか。無所属で出ると党の組織も看板も無く、比例代表への重複立候補もできず、手元の資金も薄くなります。
  • それでも無所属で勝てば… 党は追加公認して迎え入れます。負ければ、そのまま党の外です。

参議院で公認を争うのは、一人しか当選できない選挙区(定数1)だけです。定数が2以上あれば党は複数の候補を抱えられるので、同じ党の先輩がいてもそれは争う相手ではありません。

党内影響力 — 公認・名簿順位・ポスト

「党の会合に出る」で伸びる党内影響力は、1票にもなりません。演説のように有権者に届くわけでも、戸別訪問のように後援会が厚くなるわけでもない。それでもこの数字は、政治家としての一生を静かに左右します。効いてくる場所は3つあります。

  • 公認争い… 前の章のとおりです。同じ党の候補者と競ったとき、当選回数と並んでものを言います。
  • 比例名簿の順位… 比例代表単独で出るとき、名簿のどこに載るかが変わります。衆議院は党が順位を決める拘束名簿式なので党内影響力が主に効き、参議院は本来が非拘束名簿式(名簿順ではなく個人名の得票で当選者が決まる制度)なので、こちらは知名度のほうが主に効きます。
  • 党内のポスト… 議席を持っているあいだ、任期ごとに役職の話が回ってきます。

ポスト — 選挙は数日の勝負ですが、議員の時間の大半は選挙と選挙のあいだにあります。当選を重ね、党内で影響力を積んだ議員には、任期のたびに次の椅子の話が来ます。

部会長級当選1回以上・党内影響力18以上。政務調査会の部会長、国会対策副委員長など
党三役当選3回以上・党内影響力45以上。幹事長・政務調査会長・総務会長
閣僚当選3回以上・党内影響力52以上、かつ与党であること。外務大臣・財務大臣など
党首当選5回以上・党内影響力78以上。与党なら内閣総理大臣、野党なら党代表

ポストに就くと、その任期のあいだに知名度・資金力・党内影響力が伸びます。上の椅子ほど伸びは大きく、次の選挙がそれだけ楽になる——ポストが次のポストを呼ぶ、という力学がそのまま数字になっています。見返りに、激務で健康を削られ、注目されるぶん疑惑を抱える隙も増えます。党三役以上を務めれば「閣僚経験」「党首経験」といった肩書きが、その椅子を離れたあとも残ります。

椅子の数は限られています。要件を満たしても必ず就けるわけではなく、党首の椅子はとりわけ狭き門です。ただし党首を逃したからといって無役に終わるわけではなく、その下の椅子が空いていればそちらに就くことがあります。

議席を失えば役職からも退きます。離党した場合も同じで、無所属でいるあいだは、そもそもポスト争いの外にいます。役職は議席と党の上にしか立ちません。

任期のあいだに役職が動いたときだけ、次の選挙へ進む前に「任期のあいだに」の画面が入ります。何も動かなかった任期は素通りします。

疲労・健康・スキャンダル — 選挙戦のリスク

候補者は無限に走り続けられるわけではありません。パラメーターのうち「疲労」「スキャンダルリスク」は低いほど良い弱点、「健康」は高いほど良い値で、いずれも当落だけでなく候補者の身に直接関わります。

  • 疲労… 行動するたびに溜まり、「体調を整える」で回復します。機動力が高いほど溜まりにくくなります。溜め込んだまま走り続けると、過労で倒れることがあります。
  • 健康… 病気による死亡リスクを左右します。加齢とともにゆっくり下がり、疲労を抱えたまま任期に入るとさらに削れます。一度失うと戻りにくい値です。
  • スキャンダルリスク… メディア出演や資金集めパーティーで積み上がります。溜まるほど、選挙戦のさなかに疑惑が報じられる確率が上がります。報じられると知名度と清廉度を削られます。清廉度が高いほど火はつきにくく、「身辺を整理する」で下げられます。

死亡リスクについて… 候補者は、選挙戦のさなかにも、選挙と選挙のあいだの任期中にも、亡くなることがあります。死因は病気・事故・事件・過労の4つです。

  • 病気… 年齢とともに上がります。40代からじわじわ上がりはじめ、60代を超えると加速します。健康が低いほど、疲労が高いほど上がります。
  • 事故… 年齢にほとんど関係なく、確率は低いままです。若くても起こりえます。
  • 事件… きわめて稀ですが、知名度が高い候補ほど狙われやすくなります。
  • 過労… 疲労が相当に高くならないと起こりません。選挙戦のあいだ、限界を超えて走り続けた場合だけのリスクです。

確率は実際の生命表(年齢別の死亡率)に合わせてあります。30代なら年に0.1%に満たず、60歳で0.7%前後、80歳で5%前後です。若いうちはまず起こりませんが、長く議員を続けるほど、いつかは訪れます。

亡くなった場合は追悼の画面が出て、そのキャリアは終わります。ただし後援会は残っているので、後継者を立てて同じ選挙区を引き継ぐことができます。先代の地盤・知名度・資金力の一部と、所属政党・選挙区・立ち位置は引き継げますが、演説力や政策通といった個人の資質は引き継がれず、当選回数もゼロから数え直しになります。役職も引き継げません——ポストは議席と、党内で積み上げた信頼の上にしか立たないからです。

死亡の判定は衆議院・参議院どちらのキャリアでも同じように働きます。参議院の任期は6年と衆議院より2年長いぶん、次の改選までに何かが起こる確率もその分だけ高くなります。

新党を立ち上げる

候補者モードで「続きから出馬する」ときの「キャリアを変えて出馬する」から、既存政党への移籍・無所属への転向に加えて、新党を立ち上げることもできます。所属政党のプルダウンから「+新しい政党を立ち上げる…」を選び、党名を入力するだけです。

  • 条件… 当選1回以上、または党内影響力25以上になると選べるようになります。無名の新人がいきなり結党しても誰も付いてきません。
  • 党のデータ… 支持基盤・組織力・資金力・比例代表での伸びしろは、すべて自分自身の立ち位置とパラメーターから自動で組み立てられます。既存の8党より小さい規模から始まります。
  • 自分が党首… 立ち上げると同時に、自分がそのまま党首として立ちます。以後の選挙では、全国的に候補者・比例名簿を持つ「実在する党」として扱われます。

政党要件と同志集め… 結党したばかりの新党は、政党要件(公職選挙法86条の2。国会議員5人以上、または直近の国政選挙で得票率2%以上)をまだ満たしていません。満たすまでは、比例代表単独・重複立候補を選べません。

  • 同志を集める… 自分が立ち上げた党の党首でいる間だけ選べる行動です。1回で党所属議員が1人増えます(5人になるまで)。
  • 賛同者が現れる… 「同志を集める」を選ばなくても、まれに理念に共感した政治家が自分から加わりを申し出ることがあります。
  • 党所属議員が5人に達すると政党要件を満たし、比例代表への出馬が解禁されます。

立ち上げた党は、離党したあとも世界に残り続けます。政党要件を満たすところまで育てておけば、あとで戻ってくることもできます。

「一発勝負で開票する」

選挙戦の12日間・17日間を挟まず、その年の風(架空の情勢)だけですぐ開票します。じっくり選対本部を運営する時間が無い時、結果だけをテンポよく見たい時に使うモードです。

こちらも架空の政党・候補者による開票です。開票演出(速報)が入り、そのまま結果画面に進みます。

「いま総選挙(参院選)をしたら」

ここだけは架空の政党ではなく、実在の政党名と公表された世論調査の数値を使って、「今、選挙をしたらどうなるか」の予測を試せます。示されるのはあくまで予測であり、実際の選挙結果を約束するものではありません。

公職選挙法 第百三十八条の三は、選挙運動期間中の人気投票(当落予想)の結果公表を禁じています。そのため、実際の衆議院議員総選挙・参議院議員通常選挙が公示されている期間中は、このモードのボタンを一時的に押せなくしています。投票日を過ぎると再開します。

選挙区・都道府県・議員定数・比例ブロックの区分など、選挙制度と地理に関する事実は実在のものを使っています。政党名や世論調査の数字も実在ですが、それ以外(架空の候補者の演説内容など)は含みません。

総選挙のあと — 政権運営

衆議院の「選挙戦を戦う」モードで投票日を迎え、議席を得られた場合だけ、続けて政権運営に進めます(一発勝負・候補者モード・参議院には政権運営はありません)。

  1. 連立を組む単独で過半数(233議席)に届かない場合、政策の近い党から連立の相手を選びます。連立の合計議席が過半数を超えると組閣できます。
  2. 組閣するこの顔ぶれで内閣が発足します。ここから四半期ごとに政権運営が進みます。
  3. 法案・出来事四半期を進めるたびに、法案の採決や様々な出来事が自動で起こります。連立の議席が過半数に届かないと、法案は否決されやすくなります。
  4. 内閣支持率法案の成否や出来事への対応によって上下します。支持率が下がり続けると、内閣不信任のドラマが待っています。
  5. 内閣不信任決議案が可決されたら10日以内(憲法第六十九条)に、衆議院を解散して総選挙で信を問うか、内閣総辞職するかを選びます。
  6. 任期途中の解散不信任を受けなくても、内閣の判断でいつでも解散できます(憲法第七条)。

解散・総辞職のどちらを選んでも、その内閣の物語はそこで終わります。総選挙を選んだ場合は、そのままもう一度総選挙の結果を迎えます。

クラウドセーブ・ログイン

候補者モードの設定画面から、ログイン(会員登録)ができます。ログインしなくても今すぐ遊べますが、ログインしておくと、選挙戦を終えた時点の候補者データが自動でクラウドに保存され、別の端末からでも続きを出馬できます。

衆議院・参議院はそれぞれ別のチャンバーとして保存されます。片方だけ保存して、もう片方は未保存ということもあります。

そのほか

このゲームをどう作っているかは 開発記 に書いています。おまかせ進行が実は何もしていなかった話、衆議院のコードが参議院にそのまま通用しなかった話などを残しています。

まだゲームを触っていなければ、先に遊んでみるほうが早いと思います。
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