HOW TO PLAY

遊び方ガイド

「年金シミュレーター」の遊び方。見込み額・加給年金243,800円と振替加算・在職老齢年金(支給停止調整額65万円)・繰下げと税・社会保険料の4タブの使い方、7個の用語の読み方、入力のコツ、よくある質問をまとめています。

「年金シミュレーター」には4つのタブがあります。
見込み額加給年金・振替加算在職老齢年金繰下げと税・社会保険料
まずタブ1で加入履歴を入れれば、残り3つのタブはそのまま切り替えて使えます。

TAB 01

見込み額の使い方

01

生年月日を入れる

受給開始年齢の計算や、加給年金・振替加算の対象年齢の判定に使います。まずここから入力してください。

02

加入履歴をタイムラインに並べる

厚生年金・国民年金(第1号)・第3号被保険者・空白期間(未納・学生納付猶予など)の区間を、開始月と終了月で追加していきます。区間同士が重なっていても、月単位で正しく集計されます。

03

厚生年金の期間には平均標準報酬額も入れる

老齢厚生年金は「平均標準報酬額×5.481/1000×加入月数」で計算します。ボーナスを含めた月あたりの平均収入に近い数字を入れてください。

04

65歳時点の見込み額を確認する

老齢基礎年金(納付月数に応じた満額按分)と老齢厚生年金の合計が出ます。納付月数が480月(40年)に届いていなければ、老齢基礎年金は按分され満額より少なくなります。

05

60〜75歳のテーブルと生涯累計受給額を見る

1歳きざみの受給開始年齢テーブルと、生涯でいくら受け取るかの累計カーブが並びます。何歳まで生きると繰下げが得になるかの目安はここで掴めます。

TAB 02

加給年金・振替加算の使い方(加給年金243,800円)

01

厚生年金の加入期間が20年(240月)あるか確認する

加給年金の要件は老齢厚生年金の被保険者期間が240月以上あることです。タブ1のタイムラインで厚生年金の月数を確認してください。

02

配偶者・子の情報を入れる

65歳未満の配偶者、18歳到達年度末までの子(障害等級1・2級は20歳未満)がいれば、加給年金額243,800円(1〜2人目)が加算されます。

03

配偶者が65歳になったあとを見る

配偶者が65歳になると加給年金は打ち切られ、代わりに配偶者本人の老齢基礎年金に振替加算が上乗せされます。振替加算額は配偶者の生年月日で決まり、昭和41年4月2日以後生まれは対象外です。

TAB 03

在職老齢年金の使い方(支給停止調整額65万円)

01

想定月収と直近1年の賞与合計を入れる

標準報酬月額の等級表は使わず、想定月収と賞与合計をそのまま使う簡易計算で総報酬月額相当額を出します。

02

支給停止調整額(65万円)と比べる

老齢厚生年金の基本月額と総報酬月額相当額の合計が、令和8年度の支給停止調整額65万円を超えると、超えた額の1/2が支給停止されます。

03

停止後の受給額を確認する

停止されるのは老齢厚生年金の部分だけで、老齢基礎年金は在職中でも全額支給されます。停止後の月々の受給額が表示されます。

TAB 04

繰下げと税・社会保険料の使い方

01

受給開始年齢を選ぶ

65歳を基準に、60歳(繰上げ・最大24%減額)から75歳(繰下げ・最大84%増額)まで、1か月きざみで選べます。

02

年金額の増加を確認する

65歳で受け取った場合と、選んだ年齢で受け取った場合の年金額を並べて比較します。

03

税・社会保険料の増加も見る

年金額が増えると公的年金等控除後の課税所得が増え、所得税・住民税、介護保険料(第1号)・後期高齢者医療保険料(75歳以上)も増えます。年金収入のみを前提にした簡易版です。

04

手取りベースの実質増加額を見る

額面の増加から税・社会保険料の増加を差し引いた、手取りベースの実質増加額が出ます。額面の増加率よりも小さくなるのが基本です。

HOW TO READ

この7つが読めれば、だいたい読めます。

画面に出てくる用語のうち、意味を知っておくと数字の見え方が変わるものを並べました。

用語何を表すかどう読むか
老齢基礎年金20歳から60歳までの国民年金の加入期間に応じて受け取る年金。40年(480月)納付すると満額847,300円(年額)。それより短いと月数に応じて按分されます。
老齢厚生年金厚生年金に加入していた期間の報酬に応じて上乗せされる年金。平均標準報酬額×5.481/1000×加入月数(平成15年4月以降の総報酬制)で計算します。
加給年金厚生年金の加入期間が20年以上ある人に、65歳未満の配偶者や子がいる場合の加算。配偶者・子1〜2人目は243,800円(年額)。配偶者にはさらに生年月日に応じた特別加算が付きます。
振替加算加給年金の対象だった配偶者が65歳になったとき、代わりに配偶者本人へ上乗せされる加算。配偶者の生年月日で決まる乗率×基準額。昭和41年4月2日以後生まれの配偶者は対象外です。
在職老齢年金働きながら年金を受け取るとき、収入に応じて年金の一部が支給停止される仕組み。基本月額+総報酬月額相当額が支給停止調整額(令和8年度65万円)を超えると、超えた額の1/2が停止されます。
繰上げ・繰下げ受給受給開始年齢を65歳より早める(繰上げ)か、遅らせる(繰下げ)かの選択。繰上げは1か月ごとに0.4%減額(60歳で最大24%減)、繰下げは1か月ごとに0.7%増額(75歳で最大84%増)。一度選ぶと生涯変わりません。
公的年金等控除年金収入から一定額を差し引いて課税所得を計算するための控除。65歳未満と65歳以上で控除額の表が異なり、年金収入が多いほど控除の割合は小さくなります。

TIPS

入力のコツ

1. 空白期間も入れる。未納・学生納付猶予の期間を抜かすと、老齢基礎年金の見込み額が実際より多く出ます。
2. 厚生年金の平均標準報酬額はボーナス込みの月平均で。賞与を含めた年収を12で割った金額に近い数字を入れてください。
3. 迷ったら60〜75歳のテーブルを先に見る。何歳で受け取ると生涯累計でいくらになるかが並ぶので、繰上げ・繰下げの判断材料になります。
4. 在職老齢年金と繰下げは両立できません。働きながら繰下げる場合は、まず在職老齢年金タブで停止後の額を確認してから、繰下げタブで税・社保の増加を見てください。

FAQ

よくある質問

ねんきん定期便との違いは何ですか?

ねんきん定期便は、これまでの加入実績にもとづく通知です。このシミュレーターは、加入履歴を自分で組み立てて将来の見込み額を計算し、さらに加給年金・振替加算・在職老齢年金・繰下げ時の税社保増加まで試算できる点が異なります。

在職老齢年金の計算はどこまで正確ですか?

総報酬月額相当額の算出に、標準報酬月額の等級表ではなく想定月収と賞与合計をそのまま使う簡易計算です。おおよその目安として使ってください。正確な額は日本年金機構またはねんきんダイヤルでご確認ください。

繰下げ時の税・社会保険料の試算に含まれないものは?

給与など年金以外の収入との合算、扶養控除以外の人的控除、税額控除は考慮していません。住民税は「所得割10%+均等割の定額」の簡略式で、調整控除・非課税限度額・前年課税のズレは対象外です。国民健康保険(65〜74歳)も対象外で、介護保険料(第1号)・後期高齢者医療保険料(75歳以上)のみを見ています。都道府県ごとの保険料率の差は、全国平均・東京都代表値で代表させています。

振替加算の金額は確定していますか?

振替加算の基準額(令和8年度)は、複数の非一次情報が微妙に異なる数値を挙げており、一次情報での確定に至らなかったため、暫定値(243,100円)を採用しています。乗率(生年月日区分別の係数)自体は制度上固定のため正確です。

配偶者が65歳になったら加給年金はどうなりますか?

打ち切られます。代わりに配偶者本人の老齢基礎年金に振替加算が上乗せされます。振替加算額は配偶者の生年月日で決まり、昭和41年4月2日以後生まれの配偶者は対象外(0円)です。

「手取りを増やそう!」の年金タブとは何が違いますか?

「手取りを増やそう!」の「年金の受け取り方」タブは概算の位置づけで、加入履歴からの見込み額算出、加給年金・振替加算、在職老齢年金の支給停止、繰下げ時の税・社保増加試算は対象外としています。このシミュレーターは、その対象外の領域を独立したゲームとして深掘りしたものです。両プロジェクトはコードを共有していません。

入力した内容はどこかに送信されますか?

送信されません。計算はすべてブラウザの中で完結します。会員登録も不要です。(何回開かれたかを数えるための、ページ単位のアクセス計測だけは行っています。)

制度が変わったら更新されますか?

はい。年金額・支給停止調整額・控除額は毎年度改定されるため、制度データは年度ごとのファイル(例:pension-rates-2026.ts)にまとめてあり、年度が変わったらそこだけを直す作りにしてあります。四半期ごとの制度チェックも行っています。

読むより、加入履歴を入れたほうが早い。

会員登録不要 / 計算はすべてブラウザの中で完結します