2026.09.23 泊まれる場所4,223 立ち寄りスポット59,693 営業中を確認したキャンプ場1,005 note を読む

AIの答えの中に自分のページが何回出たか、やっと数えられるようになった。ただしクリック数はない

八月三十一日に、全世界のサイトへ配り終えたそうだ。
見えるようになったのは半分で、残りの半分は最初から入っていない。

自分の書いたページが、AIの答えの中で何回出てきたのか。
これまでは知りようがなかった。

それが二〇二六年八月三十一日に、全世界のサイトで見られるようになったらしい。
朝、管理画面を開いたら、見慣れないメニューが増えていた。

何があったのか

Google が、Search Console の「生成 AI パフォーマンス レポート」と、検索の生成 AI 機能に出るかどうかを切り替える設定を、二〇二六年八月三十一日に全世界のすべてのサイトへ展開し終えたと発表した。
六月から一部のサイトで先に配られていたものが、ようやく全部に行き渡ったという流れだ。

レポートで見られるのは、AI による概要と AI モード、それに Discover の生成 AI 機能の中で、自分のページがどれくらい出たかという数字になる。
出てくる項目は表示回数、ページ、国、デバイス、日付。
デバイス別は検索のほうだけで、Discover にはない。

そして、ここが肝心なところだ。
クリック数は入っていない。
検索クエリも入っていない。
表示回数だけが並ぶ。

もうひとつ、生成 AI 機能に自分のサイトを出さないための切り替えも同じ日に全世界へ配られた。
これを切ると、AI による概要にも AI モードにも、Discover の AI にも出なくなる。
Google はこの設定について、外したサイトは生成 AI 機能からトラフィックも表示回数も受け取らない、と書いている。
そのかわり、通常のウェブ検索の順位を決める材料にはならない、とも明記されている。

まだ十分な表示回数がたまっていないサイトでは、レポート自体が出てこないことがあるそうだ。

僕がひっかかったところ

まず、クリック数が無いことが引っかかった。

表示回数だけあってクリック数が無いということは、割り算ができないということだ。
千回出たという数字は分かるが、そのうち何人がこちらへ来たのかは分からない。
来なかったのか、そもそも来る場所として設計されていないのかも分からない。

もっとも、AI の答えの中に出るというのは、多くの場合そういうことなのだと思う。
答えは向こうの画面で完結していて、こちらへ渡ってくる線が細い。
要約が最初から全部ひらくようになった話は先日書いたばかりで、あの流れの延長にこの数字がある。

次に、表示回数という言葉そのものが気になった。
AI の答えの中に自分のページが引かれた、というのを一回と数えているのか。
画面の下のほうに小さく出た引用元も一回なのか。
それとも、答えを組み立てる材料として読まれただけでも一回なのか。

ここは僕が読んだ範囲でははっきりしなかった。
数え方の決まりが分からない数字は、増えても減っても理由が分からない。
ちょうど前の日にアクセス解析が数えているのは人ではなかったという話を書いたところで、また同じ形の問題に当たった。

三つめ。
出るか出ないかを切り替えるスイッチが、以前より手前に来た。
去年までは、これをやるには決まった書き方のファイルを置いて、正しく読まれているかを祈るしかなかった。
それが管理画面のつまみひとつになった。

手前に来たのは親切だと思う。
同時に、押しやすくなったぶん、押した結果を自分で引き受ける場面も増える。
外に出さないという判断は前からできたし、引き換えがあることも書いたけれど、当時と違って今は表示回数という数字が手元にある。
数字を見てから切れる、というのは実はけっこう大きな違いだ。

で、僕はどうするか

切らない。
これは決めた。

うちのような小さいサイトが、AI の答えの材料から自分を外して得することが思いつかない。
読まれる場所が減るだけだ。

やることは三つにした。

一つめ。
月に一度、このレポートを開いて、どのページが出ているかだけ見る。
数字の大小ではなく、顔ぶれを見る。
自分では力を入れていないページが並んでいたら、そこに需要があるということだから、書き足す。

二つめ。
表示回数は増減で見て、絶対値では見ない。
数え方の決まりが分からないうちは、水位計だと思って眺めるくらいがちょうどいい。

三つめ。
クリック数が無いぶんは、こちらの手元の数字で埋める。
同じ期間に、通常の検索からの流入がどう動いたか。
それと突き合わせて初めて、AI の中に出たことが自分にとって何だったのかが少し見える。

結局のところ、向こうの画面で何が起きているかを完全に知る方法は無い。
半分だけ見えるようになった、というのが今回の正味だと思う。
半分でも、去年よりは手掛かりが増えた。

出典

※日付とレポートの仕様は2026年9月2日時点で上記の各情報源に基づいて確認したものです。項目や表示条件は今後変わる可能性があります。

まる子パパ

まる子パパ

会社員。受託開発のエンジニアを15年以上続けていて、その前は寿司職人・長距離運転手・農業。 技術ブログは、キャンプの合間に踏んだバグと、AI・Web開発の運用の失敗を書いています。 このサイト自体が、開発に携わっているCMS「コンテナ」の稼働中の実例です。 このサイトについて / 小さな自動化の相談

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