AI検索に出したくないなら、外せる。ただし引き換えがある

専用のスイッチがあるわけではなかった。
外すと、検索結果の説明文まで一緒に消える。

AIの要約に自分の文章を使われたくない、という気持ちは分かる。
外す方法はあるのか、と気になって Google の公式ドキュメントを読みに行った。
結論から書くと、方法はある。ただし、思っていたようなスイッチではなかった。

案内されているのは、昔からある「抜粋の制御」だった

Google のドキュメントでは、AI Overviews や AI Mode での表示を制限する手段として、nosnippet、data-nosnippet、max-snippet、noindex、そして Googlebot 向けの robots.txt が挙げられている。
どれも新しく作られたものではなく、検索結果の抜粋(スニペット)を制御するために前からあった仕組みだ。

ここが大事なところで、これらは「AI機能だけを狙って外す」ためのものではない。
たとえば nosnippet を付ければ、AIの要約から外れると同時に、通常の検索結果に出る説明文も消える。
検索結果には、タイトルとURLだけが並ぶことになる。

順位そのものについては、ドキュメントは特に触れていない。
順位が下がると書かれていない代わりに、下がらないと保証されているわけでもない、という読み方が正確だと思う。

引き換えが、想像より大きい

説明文が消えたページを、人はクリックするだろうか。
僕は自分がクリックする側になったときのことを考えて、たぶんしないな、と思った。
タイトルだけが並んでいたら、中身が想像できる別のページに指が伸びる。

AIの要約に使われて悔しい気持ちと、検索結果で説明文すら出ない状態。
並べてみると、後者のほうが痛い。
少なくとも、うちのような小さいサイトにとってはそうだ。

僕は外さない。代わりに書き方を変える

ということで、うちは外さないことにした。
要約されて困る文章は、そもそも要約で足りてしまう文章なのかもしれない、とも思っている。

手順や仕様の説明だけの記事は、要約されたらそれで終わりだ。
でも、実際にやってみてどこで詰まったか、なぜその選び方をしたのか、という部分は要約に乗りにくい。
乗らないものを増やすほうが、締め出すより前向きな気がしている。

それでも外したい理由がある人はいると思う。
そのときは、サイト全体ではなくページ単位で試すのがいい。
data-nosnippet なら、ページの中の特定の部分だけを抜粋の対象から外せる。
全部か無しかで決める必要はない。

出典

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