アルミホイルに穴があく原因|紅しょうがは4時間で液漏れした。酢漬けや梅干しは包んだまま置かない
アルミホイルは酸に弱い。
福岡市保健環境研究所の試験では、紅しょうがを入れたホイルカップが4時間で液漏れした。
アルミホイルは酸に弱い。
福岡市保健環境研究所が、弁当によく入る紅しょうがをアルミホイルのカップに入れて置いたところ、4時間後に小さな穴から漬け液が漏れはじめ、6時間後にはアルミが腐食してきた。
酢漬けや梅干しを、ホイルに包んだまま長く置かないほうがいい理由はここにある。
この記事は、その資料を読んで、キャンプの段取りに置き換えて考えたものだ。
僕が自分で同じ試験をしたわけではない。
数字はすべて資料のものだ。
弁当のホイルカップに穴があいていた
きっかけは、市民からの苦情だったそうだ。
「弁当の中の漬物の入ったアルミホイルのカップの底に穴があいていた」という内容だ。
資料には、以前にも梅干しで穴のあいたアルミの弁当箱や、梅干しのふたに使ったアルミホイルに穴があいた例があった、と書かれている。
紅しょうがは4時間、桜漬は32時間
研究所は、市販の弁当によく入っている酢漬けのうち、紅しょうがと桜漬(大根)をホイルカップに入れて、時間ごとの変化を調べた。
紅しょうがは、2時間と3時間では変化がなかった。
4時間でピンホールができて漬け液が漏れ、6時間でカップの一部がはがれ、24時間では剥離が進んで穴が大きくなった。
桜漬は24時間まで変化がなく、32時間で液漏れが見られた。
同じ酢漬けでも、穴があくまでの時間はずいぶん違う。
資料も「漬物の種類により腐食する速さは異なります」としたうえで、酢漬けの容器としてホイルカップを使うには注意が必要だ、とまとめている。
キャンプでホイルを使う場面に置き換える
ここからは資料の内容ではなく、僕の考えだ。
キャンプでアルミホイルを使うのは、ホイル焼きと、残りものを包んでおくときが多いと思う。
焼いてすぐ食べるホイル焼きは、資料の試験のように何時間も置くわけではない。
気にしたいのは、包んだまま置いておく時間のほうだ。
たとえば、梅干し入りのおにぎりをホイルで包んで翌日の昼まで持ち歩く。
酢で締めたものや、漬物の残りをホイルにくるんでクーラーボックスに入れておく。
こういう使い方は、資料の「数時間〜1日」という時間に近い。
僕なら、酸っぱいものはラップか、ふた付きの容器に移してからしまう。
ホイルでくるむなら、ラップで包んだ上からにする。
落としぶた代わりにホイルを使うときも、煮終わったら鍋から外しておく。
アルミの鍋そのものに酢の物や梅干しを入れたまま置かない、というのも同じ理屈だと思う。
穴があいたホイルの中身について
穴があいたホイルに包んでいた食べものが体にどう影響するかは、この資料には書かれていない。
なので、ここでは「食べても大丈夫」とも「危ない」とも書かない。
気になるときは、中身が漏れたものや、ホイルがぼろぼろになったものは使わないでおく、というのが僕の判断だ。
キャンプの道具まわりの注意は、カセットコンロで鉄板を使うときの注意やキッチンバサミの使い分けにも書いた。
焚き火でホイルに包んで焼く料理の話は、焼き芋の記事にある。