テントのカビを防ぐ収納|湿度80%以上で育つ。濡れたまましまわず、風を通してから袋に入れる
テントのカビは、温度20〜30℃・湿度80%以上・栄養がそろうと育つ。
収納で減らせるのは湿度と汚れ。
濡れたまましまわない、汚れを払う、風が通る場所に置く、の3つを整理した。
テントにカビを生やさない収納の決まりは、「濡れたまましまわない」「風を通してから袋に入れる」「湿気のこもる場所に置かない」の3つだ。
北九州市の案内では、カビが育つ条件は、温度が20〜30℃、湿度が80%以上、そして栄養があることだ。
このうち、収納で僕たちが減らせるのは、湿度とホコリや汚れのほうになる。
僕はカビの専門家ではないので、ここに書くのは自治体の案内を読んで、テントの収納に当てはめて整理したものだ。
カビを生やした経験談や、除湿剤の効き目の検証はしていない。
「僕は〜と思う」と書いたところだけが、僕の意見になる。
カビが育つ条件は、温度・湿度・栄養の3つ
北九州市の「カビ」のページでは、住まいでカビが育ちやすい条件を、次のように挙げている。
- 温度:20〜30℃
- 湿度:80%以上
- 栄養:壁紙などの建築内装材、ホコリ、人のアカ
3つがそろうと育つので、1つでも欠かせばいい、という考え方だ。
温度は、人が過ごしやすい温度と重なるので下げようがない。
栄養も、ゼロにはできない。
だから案内でも、予防のポイントは湿度を下げることとされていて、換気をすること、除湿機やエアコンを使うことが挙げられている。
テントの収納は、条件がそろいやすい
ここからは、僕の考えだ。
キャンプ帰りのテントは、夜露や雨で濡れていることが多く、そのまま袋に詰めると、袋の中は湿度が高くなる。
袋ごと車のトランクや物置に置くと、風が通らないので、湿気が逃げない。
そこに砂やホコリ、汗や皮脂、食べこぼしが少しでも付いていれば、栄養の条件もそろってしまう。
自治体の案内は住まいの話なので、テントの布にそのまま当てはまると言い切ることはできない。
それでも、「湿度が高い、風が通らない、汚れがある」の3つを同時に作らないようにする、という考え方は、収納でそのまま使えると僕は思っている。
収納の前にやること
順番を決めておくと、迷わずに済む。
- その場で、砂と汚れを払う:撤収のときに、ペグ跡の泥やフロアの砂を落とす。汚れは栄養になる。
- 濡れていたら、帰ってから広げて乾かす:庭やベランダ、広い部屋で、日陰でも風の通る場所に広げる。乾かし方はキャンプの撤収を早くする方法に書いた。
- 縫い目と、フロアの裏を触って確かめる:表面が乾いていても、重なった部分や縫い目は乾きにくい。手で触って、ひんやりしていないかを見る。
- 袋には、ゆるく入れる:ぎゅうぎゅうに詰めると空気が動かない。収納袋はきつければ、大きめの袋に替える。
2つめと3つめが、いちばん省かれやすい。
僕は、「次のキャンプまで間があるなら、乾かすのは週末に回してもいい。でも、濡れたまま何日も袋に入れておくのだけは避ける」と考えている。
しまう場所は、風が通って、湿気のたまらないところ
北九州市の案内では、カビが発生しやすい場所に、押し入れや寝具類が挙がっている。
予防としては、家具は壁との間を5センチメートル以上あけること、押し入れの中は普段は空気が動かないので、すのこなどで空気の通り道をつくって風を通すことが書かれている。
テントの収納に置き換えると、こうなる。
- 床に直接置かない:すのこや棚の上に置いて、袋の下に空気が通るようにする。
- 壁にぴったり付けない:案内は家具の話で5センチメートル以上だが、袋も同じように壁から離しておく。
- ときどき風を通す:これは僕の考えだが、しまいっぱなしにせず、次の出番までのあいだに、天気のいい日に1回は収納の戸を開けて風を通す。
車のトランクにそのまま積んでおくのは、収納というより一時置きだと僕は思う。
濡れたままの荷物を車で運ぶと臭う話は、濡れたまま積んで帰ると車が臭うに書いた。
除湿剤は、乾かしたあとの保険として使う
収納袋やケースのそばに除湿剤を置く方法もある。
ただ、濡れたものを入れて除湿剤に任せるのは、僕は順番が逆だと思う。
先に乾かして、そのうえで湿気が戻らないように置くのが、除湿剤の使い方だ。
繰り返し使えるタイプは、乾かして使い回せるので、シーズンの終わりにまとめてしまうテントと相性がいい。
僕は、テントを入れたケースの中ではなく、ケースを置く棚の近くに置いて、湿気が溜まりにくい環境を作るほうが扱いやすいと考えている。
効き目は商品によって違うので、容量や交換の目安は、商品ページの案内に従ってほしい。
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カビを見つけたら
黒い点や白っぽい粉のようなものを見つけたら、生地やコーティングを傷めないために、洗剤や漂白剤を使う前にメーカーの取扱説明書を確認してほしい。
撥水の話はテントの撥水が落ちたらにも書いている。洗い方で撥水が落ちることもあるので、生えてからの対処は、収納の工夫より手間がかかると思っておくほうがいい。
まとめ
カビは、温度20〜30℃、湿度80%以上、栄養があるという3つがそろうと育つ。
テントの収納では、濡れたまましまわない、汚れを落としてから袋に入れる、風が通る場所に置く、の3つで条件を崩せる。
除湿剤は、乾かしたあとの保険として使う、というのが僕の考えだ。

