冬の車に積んでおくもの|JAFはスタッドレスでもチェーンとジャッキが必須。毛布はエンジンを切って待つための道具
JAFの案内では、スタッドレスタイヤを履いていてもタイヤチェーンとジャッキは必須。
スコップ・砂・けん引ロープ・ブースターケーブル・毛布を目的ごとに分けて、荷室のどこに置くかまで整理した。
冬の車に積んでおくものは、JAFの案内だと、スタッドレスタイヤを履いていてもタイヤチェーンとジャッキが必須になる。
その次に、けん引ロープ、砂、スコップ、ブースターケーブル、毛布と続く。
この記事では、JAFが挙げている冬の積みものを「何のために要るか」で分けて、荷室のどこに置いておくかまで整理する。
道具の名前と役割は、JAFのページに書いてあることだ。
置き場所の決め方は、資料ではなく僕の考えになる。
JAFが挙げている冬の積みもの
JAFの「雪道を走る前に準備しておきたいものとは?」に出てくるものを、目的ごとに並べ直すとこうなる。
- 雪道を走るため:タイヤチェーン、ジャッキ
- 動けなくなったとき:スコップ、砂、けん引ロープ
- バッテリーが上がったとき:ブースターケーブル
- 外で作業するとき:軍手、長靴、懐中電灯
- 朝の窓の霜:アイススクレーパー、解氷スプレー
- 車内で待つとき:毛布
こうして分けると、走る前に使うもの、困ったときに使うもの、待つときに使うもの、の三つになる。
この違いが、そのまま置き場所の違いになると僕は思う。
スタッドレスでも、チェーンとジャッキは要る
JAFは、スタッドレスタイヤを装着していてもタイヤチェーンとジャッキは必須だ、と書いている。
ジャッキは、自分の車に積まれているかを確かめておくように、とも書いてある。
大雪のときに国土交通省が出す緊急発表を2本(2021年12月と2022年2月)読むと、ドライバーへのお願いはどちらも同じ言い方だった。
冬タイヤの装着、チェーンの携行、早めの装着の徹底。
「携行」と書かれている以上、家に置いてあるチェーンは、雪の日の役には立たない。
動けなくなったときの三つ
スコップ
JAFは、駐車場に積もった雪をどけるのに役立ち、スリップして動けなくなったときの除雪にも便利だとしている。
はまったときは、まずタイヤの前後の雪をかき出して、タイヤが路面にしっかり接地する状態を作る、という順番も書いてある。
砂
スタックしてタイヤが空転したときに、滑り止めの砂を使うと脱出できることがある。
道路わきに砂箱があれば、駆動輪のまわりに振りかける方法も紹介されている。
けん引ロープ
JAFは、通常のロープでは切れてしまうおそれがあるので、車両重量に対応した専用のけん引ロープを備えておくと安心だとしている。
使う前に劣化や傷がないかを確かめること、双方の車の取扱説明書で指定のけん引フックを確かめることも書いてある。
荷締めに使っているロープで代わりにしよう、とは考えないほうがいい。
待つときの毛布は、エンジンを切るための道具
JAFのユーザーテストでは、最低気温がマイナス13.2℃の夜に、エンジンを止めた車内で一晩過ごせるかを試している。
対策なしは2時間45分、エマージェンシーシートは5時間27分でギブアップした。
「毛布+使い捨てカイロ」と冬山用の寝袋は、8時間たっても耐えられた。
エンジンをかけたまま待つと、雪でマフラーのまわりがふさがり、排ガスが車内に入って一酸化炭素中毒になるおそれがある。
だからJAFは、エンジンを切って毛布や防寒着で体を温めて待つように、と書いている。
毛布は寒さしのぎというより、エンジンを切るための道具なんだと僕は受け取った。
一酸化炭素の話は、雪の車中泊の回でくわしく書いた。
雪の車中泊と一酸化炭素中毒|JAFの検証では、窓を5cm開けても40分で危険な濃度になった
荷室のどこに置くか
ここからは僕の考えになる。
冬の積みものは、キャンプ道具と同じ場所に入れると、いちばん要るときに一番下になる。
チェーン・軍手・懐中電灯は、ひとまとめで手前に
チェーンを巻くのは、たいてい雪が降っている路肩で、手がかじかんでいるときだ。
チェーンと軍手と懐中電灯を一つの袋にまとめて、荷室の手前か座席の足もとに置いておくと、探す時間がいらない。
荷物の下に埋めた道具を出すまでの時間が危ない、という話は三角表示板の回にも書いた。
三角表示板の収納場所|キャンプ道具の下に埋めると、出すまでの数十秒が危ない
スコップは、荷物を降ろさずに取れるところへ
はまったときに使うスコップが、荷物の奥にあると、雪の中で荷物を降ろすことになる。
伸縮や折りたたみのものなら、荷室の側面のすき間に立てておける。
毛布は、車内から手が届くところへ
毛布を使うのは、外に出られないときだ。
荷室の奥ではなく、後部座席の足もとや座席の下など、車内から手が届くところに置いておくのがいいと思う。
ジャッキは、元の場所を確かめておく
純正のジャッキは、床下や側面の決まった場所に収まっていることが多い。
その上に荷物を積み上げてしまうと、出すのに全部降ろすことになるので、場所だけは一度見ておくと安心だ。
重いものの積み方そのものは、こちらにまとめてある。
車の荷物の積み方|重いものは下と前へ、左右に偏らせず、固定してから走る
まとめ
- JAFの案内では、スタッドレスでもチェーンとジャッキは必須
- 動けなくなったとき用に、スコップ・砂・専用のけん引ロープ
- バッテリー上がりにブースターケーブル、外の作業に軍手・長靴・懐中電灯
- 毛布は、エンジンを切って待つための道具。車内から手が届くところに
- 冬の積みものは、キャンプ道具の下に埋めない
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車に積むなら、伸縮か折りたたみで、収納袋の付いたものが側面のすき間に立てやすい。
雪の重さで曲がらないかは、商品ページの素材と口コミで確かめてから選んでほしい。

