カーブで荷物がずれる車と、ずれない車があった。積み方より先に、置き場所を見直した
同じ量を積んでいるのに、ハンドルの重さが違う日があった。
荷物の位置を変えただけで、それが消えた。
キャンプ道具を満載にした帰り道、カーブでハンドルが妙に重く感じる日があった。
タイヤの空気圧かと思って調べても、特に問題はない。
原因は、荷室の中で荷物が片側に寄っていたことだった。
重いものを「下に」だけでは足りない
荷物の積み方というと「重いものは下に」とよく言われる。
それ自体は正しいが、車の場合はもう一つ、「前後左右のどちらに寄っているか」のほうが、乗り心地とハンドリングに直結する。
クーラーボックスやポータブル電源のような重量物を、後輪の外側ぎりぎりに積んでいたことがあって、それがカーブでの重さの正体だった。
理想は、車の重心にできるだけ近いところに重いものを集めること。
荷室の奥や左右の端よりも、座席に近い中央寄りのほうが、車全体としては安定する。
軽いものほど外側や上に、重いものほど内側や下に、という順番で考えるようにしてから、カーブでの違和感がなくなった。
前後のバランスは、燃費にも出る
後方に荷物を集めすぎると、後輪に重さが偏って、加速のたびに前が浮くような感覚が出る。
逆に前寄りに集めすぎると、ハンドルが重くなる。
うちの車では、荷室の前寄り三分の一に重いものを、後ろ三分の一に軽くてかさばるものを置くようにしている。
この配分に決めてから、高速道路での巡航が心なしか楽になった。
体感でしかないので数字で示せるものではないが、荷物の位置ひとつで運転の疲れ方が変わるのは間違いないと思う。
固定していないと、配分は途中で崩れる
どれだけ置き場所を工夫しても、走っているうちにブレーキや加速で荷物が動いて、せっかくの配分が崩れることがある。
これを防ぐのに、カーゴネットとラチェット式のベルトを併用するようにした。
ネットは軽くてかさばるものを上から押さえるのに向いていて、ベルトは重量物を荷室の壁やフックに固定するのに向いている。
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床の摩擦も、意外と効く
ネットやベルトで固定する前に、床がツルツルのままだと、そもそも荷物が動きやすい。
滑り止め付きのラゲッジマットを敷くようにしてからは、ちょっとしたブレーキで荷物がずれることが減った。
固定する道具と、動きにくくする道具を両方使うのが、いちばん確実だと感じている。
荷崩れは、事故のあとに気づくものだった
長距離をやっていたころ、荷台の積み方で乗り心地が変わることは体で分かっていたが、乗用車でここまで気にしたことはなかった。
量が少ないぶん油断していたんだと思う。
急ブレーキで後ろの荷物が助手席まで飛んできたことがあって、それから積み方を見直すようになった。
荷物の量を減らす工夫は他の記事でも書いてきたが、量が同じでも、置き場所を変えるだけで運転のしやすさは変わる。
次に積むときは、まず重いものをどこに置くかから決めている。


