マダニ対策|長袖を着ていたのに、噛まれたのは靴下のすき間だった
草むらに座った十分間、僕は長袖・長ズボンで油断していた。
噛まれたのは靴下とズボンの裾のあいだ、数センチのすき間からだった。
草むらに座って休憩したのは、ほんの十分くらいだったと思う。
帰りの車の中で足首のあたりがむずむずして、靴下を脱いだら黒い小さな点がくっついていた。
最初はゴミかと思って指でつまもうとしたけれど、指先に当たった感触は硬くて、皮膚にしっかり食い込んでいて動かなかった。
指でつまんでも動かない、その意味を知らなかった
調べてみて、初めてそれがマダニだとわかった。
草むらや藪に潜んでいて、動物や人が通りかかると足を伝って肌に取りつき、そのまま血を吸い続ける虫らしい。
無理に引き抜こうとすると、皮膚に刺さった口の部分だけが残って炎症を起こすことがあると知って、指を離した。
結局その日は近くの皮膚科に駆け込んで、専用の器具で取ってもらった。
長袖のつもりで、実は隙間だらけだった
その日、僕は長袖のシャツに長ズボンを履いていた。
「肌を出していないから大丈夫」と思っていたのに、噛まれたのは靴下とズボンの裾のあいだ、数センチのすき間だった。
座ったときにズボンの裾が少し上がって、そこから入り込んだんだと思う。
長袖・長ズボンは対策の基本だと聞いていたけれど、「隙間がない」ところまでは意識していなかった。
マダニは草むらに座った瞬間から狙っている
マダニは春から秋にかけて活動していて、藪や背の高い草の葉先で獲物が通りかかるのを待っているらしい。
キャンプ場でテントを張る場所を選ぶときも、開けた場所か草むらに近いかで条件が変わってくる。
レジャーシートを敷かずに草の上へ直接座ったり、荷物を地面に置いたりする時間が長いほど、取りつかれる機会も増えるということだと思う。
肌より先に「裾」にスプレーする
それからは、虫除けスプレーを肌だけでなく、靴下とズボンの境目・袖口・襟元にも重ねてスプレーするようにしている。
ディート配合のスプレーは効果の持続時間が長く、肌に直接使えるタイプを選んで太もも・すね・足首を中心に使う。
服の上から使える衣類用のスプレーは、裾や袖口にたっぷり吹きかけても肌への刺激を気にしなくていいので、隙間を埋める用として重宝している。
子どもと一緒のときは低刺激のイカリジン配合を選ぶなど、使う人によって使い分けるようになった。
家に着く前に、車の中で服を確認する
草むらに入った日は、車に戻った時点で一度服の上から全身を軽く払い、家に入る前に脱いだ服をそのまま洗濯機に放り込むようにした。
マダニは乾燥に弱いらしく、高温の乾燥機にかけると死滅しやすいとも聞いたので、洗濯だけでなく乾燥までセットで済ませている。
噛まれてから数日から数週間は、発熱や発疹など体調の変化がないか気にするようにもなった。
たかが草むらに座っただけ、と思っていたけれど、その十分間の油断がいちばん高くついた出来事だった。
マダニに噛まれたときの対処や受診の目安はHeartPlus「マダニに噛まれたらすぐ確認!噛まれた跡と受診の目安」を、生態や予防対策はヤマケイオンライン「気づくと咬まれている厄介な虫「マダニ」の生態、予防・対策とは」を参考にした。
服の色で、蚊に刺される回数が変わっていたの記事で服と虫の関係を書いたけれど、マダニに関しては色よりも「隙間をつくらないこと」のほうがずっと大事な要素だった。
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