湯たんぽ 車中泊|沸騰したてのお湯を入れて、危うく変形させるところだった
沸騰したてのお湯をゴム製の湯たんぽに入れて、本体をダメにしかけた。
温度と素材の選び方を整理したら、電源のない夜でも足先が冷えなくなった。
ポータブル電源を積んでいなかった夜、足の先だけがずっと冷たくて眠れなかった。
窓に断熱シートを貼って、マットのR値も気にするようになったのに、それでも消えない冷たさがあった。
電気を使わない最後の一手として試したのが、実家に転がっていた湯たんぽだった。
沸騰したてのお湯を入れて、本体をダメにしかけた
説明書を読まないまま、やかんで沸かした熱湯をそのままゴム製の湯たんぽに注いだ。
翌朝見ると、口金のあたりがわずかに膨らんで、蓋の締まりが少し甘くなっている気がした。
調べて分かったのは、沸騰したての100℃はゴムやプラスチックの湯たんぽには熱すぎるということだった。
推奨されているのは、沸騰後に少し冷ました70〜80℃くらいのお湯。
それより熱いお湯は本体の劣化・変形・お湯漏れの原因になり、低温やけどのリスクまで押し上げてしまう。
金属製(トタン製)の湯たんぽなら沸騰したてのお湯をそのまま入れられるが、それはゴム製とは別物として扱う必要があった。
低温やけどは「熱い」と感じないまま進んでいた
低温やけどは、思っていたより低い温度と、短くない時間の組み合わせで起きる。
目安は44℃で3〜4時間、46℃で30分〜1時間、50℃なら2〜3分ほどとされている。
寝ている間ずっと同じ場所に当てていれば、体温より少し高いだけの温度でも十分に届いてしまう数字だった。
厄介なのは、圧迫すると血流が悪くなって、この時間が短くなること。
足で踏んだり、体重をかけて寝たりすると、同じ温度でもやけどまでの時間が縮む。
これを知ってから、湯たんぽを体に密着させず、布団の中で少し離して置くようにした。
素材で熱の伝わり方は違うが、朝までの体感差は小さかった
ゴム・トタン(金属)・プラスチックの三種類を比べると、熱の伝わりやすさは金属がいちばん高く、お湯を入れた直後から表面が熱くなる。
ゴムは柔らかく肌当たりが良い分、保温はゆるやかに落ちていく。
実測データでは、60℃のお湯を入れて8時間後の表面温度は陶器・トタン・プラスチックのどれも34〜37℃程度で、素材そのものによる差は布団の中で使う限りそこまで大きくなかった。
差が出るのはむしろ運用のほうだった。
金属製は沸騰したてのお湯をそのまま使えるので、焚き火やコンロのそばで沸かしてすぐ注げるのがキャンプや車中泊では実用的。
ゴム製は柔らかくて足元に押し込みやすいが、お湯の温度だけは自分で70〜80℃に管理する必要がある。
いま僕がやっている湯たんぽの入れ方
ゴム製にはクッキング用の温度計を差して70〜80℃を確認してから注ぐ。
カバーの上に重ねてタオルを一枚巻き、足の裏に直接当てず、少し離れた位置に置いている。
金属製は焚き火の脇で沸かした沸騰したてのお湯をそのまま入れて、厚手の袋に包んでから、窓の断熱シートを貼った側に近い場所へ置くようにしている。
マットのR値を気にして重ねる工夫をしてきたけれど、体の外側から熱を足す湯たんぽは、それとは別の軸で効いてくる道具だった。
電源を積んでいない夜でも、朝まで足先が冷たいままということはなくなった。
低温やけどの温度と時間の目安は今井院長のお肌相談室「湯たんぽを使っています。『低温やけど』について教えてください」を、素材別の実測比較はカニキャンプ「湯たんぽの素材によって保温時間に違いはあるのか?」を参考にした。
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