キャンプ場の料金を相場にしようとして、できなかった話
スポットデータに載っているキャンプ場のうち、料金が入っているのはごく一部だった。
そのほとんどが、相場として使える数字ではなかった。
車中泊・キャンプは元が取れる?をつくる第1回 / 全2回目次
まずスポットデータの中を見た
「車中泊・キャンプは元が取れる?」を作るとき、最初にやったのは、既存のオートキャンプライフのスポットデータ(ctn_p_spot_master)にキャンプ場の料金が入っているかを確認することだった。
キャンプ場は1,310件登録されているが、料金が入っていたのは117件だけだった。
117件の中身を見ると、ほぼすべてが楽天トラベル由来の「1泊 X円〜」という数字だった。
この「〜」が曲者で、宿泊プランの最安値であり、グランピングの高額プランと通常サイトが混ざっていて、1人あたりの料金なのか1サイトあたりの料金なのかも統一されていなかった。
中央値を取っても意味がないと判断した
数がまとまっているなら中央値を出せばいい、と最初は思っていた。
ただ、単位が揃っていない数字の中央値は、結局何の中央値なのか説明できない。
「1人あたり」と「1サイトあたり」を混ぜて中央値を出したところで、それはもう相場ではない。
RVパークのほうは同じスポットデータから373件が取れて、単位も「1台1泊」でほぼ揃っていたので、そのまま中央値2,750円を既定値にできた。
キャンプ場だけ条件が悪かった、というのが実際のところだった。
公的統計はもっと古かった
民間データがだめなら公的統計を、と思って小売物価統計調査のホテル宿泊料を確認したら、調査そのものが2021年12月で止まっていた。
ホテル代の既定値には、代わりにメトロエンジンリサーチの「ビジネスホテル全国平均ADR」2026年7月分を使うことにした。
出典と調査条件(2名1室・1室あたり・全プラン平均)が明記されている民間調査なら、公的統計が止まっていても使えると判断した。
「記録の無い数字は既定値にしない」に決めた
結局、キャンプ場の1泊料金だけは既定値を置かないことにした。
もっともらしい数字をでっち上げて既定値にすれば、見た目はきれいに埋まる。
ただ、それは「実測した」と嘘をつくのと同じだと思う。
入力欄を空けておいて、利用者に自分の使うキャンプ場の料金を入れてもらうほうが、正直だし、結果として役に立つ数字になる。
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