スープジャーの保温のコツ|熱湯で1分予熱して線まで満たす。小さいサイズほど6時間後に冷めている
スープジャーを昼まで温かく保つコツは、予熱1分・熱々のまま移す・線まで満たすの三つ。
象印とサーモスの公表値では、同じシリーズでも小さいサイズほど6時間後の温度が低い。
選び方と、6時間以内に食べる理由も整理しました。
スープジャーを温かいまま昼まで持たせるコツは、三つにまとまる。
熱湯で1分ほど予熱すること、鍋から熱々のまま移すこと、決められた線まで満たすことだ。
もう一つ、選ぶときに知っておきたいのが、同じシリーズでも小さいサイズほど冷めやすいことだ。
象印の現行モデルでは、6時間後の温度が 0.3L で62℃以上、0.52L で71℃以上と、9℃の差がある。
この記事では、象印とサーモスが公表している数字と使い方の注意をもとに、保温のコツと選び方を整理する。
数字はどれもメーカーの公表値で、僕が測ったものではない。
「保温効力」は、決まった条件で測った6時間後の温度
スープジャーの箱やカタログには「保温効力(6時間)◯℃以上」と書いてある。
象印の説明では、この数字は次の条件で測ったものだ。
- 室温20℃±2℃の部屋で
- 熱湯を取扱説明書に書かれた位置まで満たし、縦置きにして
- 湯温が95℃±1℃のときから6時間置いた、そのときの湯の温度
つまり、「95℃のお湯を線まで入れて、20℃の部屋に6時間置いたら何℃か」という数字だ。
冬の車の中や、寒い屋外に置けば、この数字より下がると考えたほうがいい。
逆に言えば、条件がそろっているので、メーカーや型番が違っても比べやすい。
小さいサイズほど冷めやすい
公表値を並べると、同じシリーズでも容量で差が出ているのがわかる。
- 象印 ステンレススープジャー SW-LA型(2025年9月発売):0.3L 62℃以上/0.4L 67℃以上/0.52L 71℃以上
- サーモス 真空断熱スープジャー JED シリーズ(2024年8月発売):0.3L 56℃以上/0.4L 60℃以上/0.5L 63℃以上
- サーモス 真空断熱スープジャー JEB シリーズ(2023年8月発売):0.3L 55℃以上/0.4L 59℃以上/0.5L 61℃以上
どのシリーズでも、小さいほど6時間後の温度が低い。
象印は、温かいスープの適温は一般に60〜70℃が目安と言われている、とも書いている。
そのうえで、従来品の SW-KA 型の 0.3L は6時間後の保温力が60℃以下だったことを、新しい型を作った理由のひとつに挙げている。
なので僕は、量が少なくて済む人でも、温かさを優先するなら一つ大きいサイズを選んで線まで入れるほうがいいと思う。
中身が少ないまま大きいジャーを使うと、次の「線まで満たす」が守れないので、そこは食べる量と相談になる。
保温のコツ1:熱湯で1分予熱する
象印は、あらかじめ容器に熱湯を入れ、ふたをして1分程度予熱しておくと保温に効果的だ、と案内している。
冷えたままの容器に熱いスープを入れると、最初に容器を温めるところでスープの温度が下がってしまうからだ。
予熱のお湯は捨ててから、スープを入れる。
冷たいものを入れるときは逆で、冷水を入れて1分ほど予冷しておく。
保温のコツ2:鍋から熱々のまま移す
象印のコラムでは、スープや煮物は鍋からすぐに移すのが理想で、80〜90℃くらいの高温で入れるのがおすすめ、とされている。
ぬるい状態で入れると、そこから下がっていくだけなので、昼まで温かさが持たない。
朝の支度では、スープを作ってから少し冷めるまで置いてしまいがちだ。
作る順番を入れ替えて、ジャーに移すのを最後にするといい。
保温のコツ3:決められた線まで満たす
保温効力は、取扱説明書に書かれた位置まで満たした状態で測った数字だ。
中身が少なくて上に空間が残ると、測ったときとは条件が変わる。
逆に、ギリギリまで入れるのもよくない。
象印は、入れる量は取扱説明書の「飲食物の位置」の図に示された位置までにするよう案内している。
少なすぎず、多すぎず、線のところまで、ということになる。
6時間以内に食べる、入れてはいけないもの
保温と同じくらい大事なのが、傷ませないことだ。
象印は、スープジャーに入れたものは6時間以内にできるだけ早く食べるよう案内している。
長く入れておくと、中身が少しずつ冷めていく途中で傷みやすくなるからだ。
入れないほうがいいものも決まっている。
- 加熱していない肉・魚介・乳製品・卵などの生もの
- 熱いままのおかず(玉子焼きやハンバーグなど)。おかずは十分に冷ましてから入れる
象印は、中身が傷んでガスが出ると、容器の中の圧力が上がり、ふたを開けたときに中身が噴き出したり部品が飛んだりして危ない、とも注意している。
朝に入れて夕方に食べる、という使い方は避けたほうがいい。
選ぶときに見る3つ
- 保温効力(6時間)の数字:同じ条件で測っているので、型番どうしで比べられる
- 容量:小さいほど冷めやすい。食べる量と、線まで満たせるかで決める
- 洗いやすさ:象印・サーモスとも、最近の型は食洗機に対応したことを新しい点に挙げている。毎日使うなら、パッキンまで洗いやすいかを見る
寒い時期の車の中の話は、冬にペットボトルが凍って変形する話にも書いた。
温めたいものも冷やしたいものも、車の中では外の気温に引っぱられる。
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