パスワードの使い回しが危ない、本当の理由

狙われるのはあなたではなく、どこかの会社の名簿。
1つの流出が全部の扉を開ける、リスト型攻撃の話。

パスワードを使い回してはいけません、と言われ続けて久しいですが、理由を説明されたことは案外少ないと思います。
危ないのは、あなたが狙われるからではありません。
あなたが登録したどこかのサービスが、先にやられるからです。

合鍵は一斉に試される

どこかの会社から会員名簿が流出すると、メールアドレスとパスワードの組が悪い人の手に渡ります。
彼らはその組を、銀行、通販、SNSと、あらゆる有名サービスの入口で機械的に試します。
これがリスト型攻撃です。

使い回していた人は、1か所の流出で全部の扉が開く。
家と車と職場を全部同じ鍵にしていて、その合鍵がどこかの店から流出したような状態です。

現実的な守り方

全部バラバラの複雑なパスワードを暗記するのは、人間には無理です。
なので覚える戦いから降りて、パスワード管理ツールに覚えてもらうのが現代の正解とされています。
ブラウザ内蔵のものでも、専用アプリでも。

あとは重要な入口にだけでも、2段階認証を足しておく。
スマホへの確認コードが、合鍵を持った侵入者への最後の門番になります。
やることは地味な2つだけ。テントの張り綱と同じで、地味な備えほどよく効きます。

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