カメムシ対策は侵入経路を塞ぐのが先|洗濯物に一匹ついてきた日から、玄関より先に窓のゴムパッキンを疑うようになった
取り込んだ洗濯物をたたんでいたら、タオルの下から茶色い虫が歩き出てきた。
叩き潰すわけにもいかず、しばらく見つめ合ってから、そっとティッシュで包んで外に出した。
取り込んだ洗濯物をたたんでいたら、タオルの下から茶色い虫が歩き出てきた。
カメムシだった。
叩き潰すわけにもいかず、しばらく見つめ合ってから、そっとティッシュで包んで外に出した。
今年は特に多い、と近所でも話題になっていた。
調べてみると、思っていた以上にはっきりした理由があった。
今年、カメムシが多いのは気のせいじゃなかった
越冬したカメムシの数は、地域によっては平年のおよそ3倍という調査結果もあるらしい。
暖冬で冬を越す個体が減りにくかったこと、スギやヒノキの実が豊作でエサに困らなかったこと、春先の気温が高めだったことが重なったのが原因とされている。
農林水産省も果樹への被害を注意喚起していて、庭先の一匹の話にとどまらない規模で発生していたようだ。
秋になると、成虫がエサを求めて人里まで降りてくる。
気温が下がり始めるこの時期は、暖かい室内を越冬場所として探しに来るタイミングとも重なる。
僕のタオルについてきた一匹も、たぶん偶然ではなく、時期どおりの行動だったことになる。
侵入経路は、窓や玄関の「小さな隙間」だった
カメムシは体を平たくつぶして、数ミリの隙間からでも入り込んでくる。
窓のサッシのゴムパッキンが劣化して薄くなった部分、網戸と窓枠の間のわずかな隙間、玄関ドアの下端のすきまあたりが定番の侵入口らしい。
うちの窓を改めて見てみたら、何年か前からゴムパッキンの角が少しめくれている場所があった。
普段は気にも留めていなかったけど、カメムシからすればそこは立派な入口だったのかもしれない。
洗濯物についてくるパターンも多いようで、外に干していたタオルにたまたま止まっていた一匹が、そのまま家の中まで運ばれてきた、というのが今回の顛末に近そうだ。
つぶさずに追い出す、しかない
カメムシの最大の特徴は、刺激すると強烈な匂いを出すことだ。
叩いたりつぶしたりすると、その瞬間に部屋中に匂いが広がる。
触れずに、驚かせずに外へ出すのが基本になる。
やり方はいくつかあるけど、僕が実際にやっているのはペットボトルを使う方法だ。
上のほうを切って口を大きくしたペットボトルを、カメムシの上からそっとかぶせる。
下から厚紙を差し込んで底をふさぎ、そのまま外まで運んで逃がす。
ガムテープの粘着面をそっと近づけて貼り付けて運ぶ方法もあるらしいけど、粘着力が強いテープだと逆に暴れて刺激してしまうことがあるので、僕はペットボトル派に落ち着いた。
見つけてから対処するより、入れないほうが早い
一匹ずつ丁寧に外へ出す作業を秋の間ずっと続けるのは、正直しんどい。
見つけてから対処するより、そもそも入ってこられる隙間を減らすほうが、手間としては早かった。
ゴムパッキンがめくれていた窓には、隙間テープを貼った。
防音・防寒用として売られているものだけど、隙間を物理的にふさぐという意味では虫対策にもそのまま効く。
厚みのあるタイプを選ぶと、サッシの開け閉めで擦れて剥がれにくい。
もう一つ、玄関まわりと網戸の縁にはハッカ油スプレーを吹いている。
カメムシは特定の匂いを嫌う性質があるとされていて、ハッカ油のミントの香りもその一つらしい。
水で薄めてスプレーボトルに入れるだけなので手間はかからないけど、匂いは数日で薄れるので、思い出したときに吹き直す運用にしている。
洗濯物を外に干すときは、取り込む前に一度パタパタとはたいてから畳むようにもなった。
秋のカメムシは、駆除するというより「侵入経路を塞ぐ」「持ち込まない」の二段構えで付き合うものらしい。
タオルの下から出てきたあの一匹のおかげで、家のどこに隙間があるかを初めて真剣に見て回ることになった。
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