加湿器の手入れ頻度|タンクの水は毎日全部入れ替える。厚労省の指針に家庭用の一文がある
家庭用の加湿器は、タンクの水を毎日全部入れ替えて、タンクの中も洗う。
厚労省の指針と保健所の資料を読み、足し水をやめる理由と方式ごとの手入れをまとめた。
家庭用の加湿器は、タンクの水を毎日全部入れ替えて、タンクの中も洗う。
これは僕の好みではなく、厚生労働省のレジオネラ症の指針に、家庭用加湿器の項目として書いてある。
減った分を足すだけの使い方は、この書き方には合っていない。
この記事は、厚労省の「レジオネラ症を予防するために必要な措置に関する技術上の指針」と、町田市保健所の資料、パナソニックの解説を読んで、僕が理解した範囲で整理したものだ。
僕が加湿器の菌を調べた話ではない。
洗い方の細かいところは機種で違うので、最後は自分の取扱説明書に従ってほしい。
足し水をしないほうがいい理由
指針によると、加湿器はタンクの中などに生物膜ができると、レジオネラ属菌をはじめとする微生物が増えやすくなる。
生物膜は、水あかとは別の、菌がすみつくぬめりのようなものだと僕は理解している。
だから手入れの目的は、生物膜を作らせないことと、できたものを落とすことの2つになる。
指針の家庭用加湿器の項目は短い。
タンクの水は毎日完全に換え、タンク内を清掃する、とある。
水を足すだけでは古い水が残るので、「完全に」のところが足し水では満たせない。
怖がりすぎなくていいが、家族によっては気をつける
加湿器が原因のレジオネラ症は、指針でも国内の報告例は少ないとされている。
ただ、新生児室や高齢者施設での感染例は報告されている。
平成29年度に高齢者施設で、加湿器の汚染水のエアロゾルを吸い込んだことなどが原因とされる事例があり、これを受けて指針に加湿器の項目が加わった。
指針では、高齢者、新生児、免疫機能が下がる病気のある人は特に注意が必要とされている。
そういう家族がいる部屋の加湿器は、毎日の手入れを省かないほうがいいと思う。
毎日やることは3つ
- タンクの水を全部捨てる:残った水に足さない。
- タンクの中を洗う:パナソニックの解説でも、水を替える時に水洗いしておくと汚れがたまりにくいとされている。
- 吹き出し口の水滴をふく:見落としやすい場所で、水滴がつくタイプは使用後に拭き取る。
入れる水は水道水にする。
町田市保健所の資料に、加湿器は水道水を使うと書いてある。
塩素の入っていない水は傷みやすい、という話は水道水の汲み置きの記事にも書いた。
方式ごとに、汚れる場所が違う
町田市保健所の資料は、方式ごとの点検場所を写真つきで載せている。
- 蒸気式:ヒーター部分に水あかが付きやすい。
- 気化式:加湿フィルターに水あかが付きやすい。
- 超音波式:細菌が繁殖しやすいので、超音波発生装置の周辺の清掃が重要。
水あかを落とす洗剤にクエン酸を使う機種もある。
使えるかどうか、濃度や時間は機種ごとに違うので、取扱説明書で確かめてから使う。
シーズンの終わりやしばらく使わない時は、水を完全に抜いて乾かす。
選ぶなら、洗いやすさを先に見る
指針には、家庭用加湿器は部品の分解と清掃がしやすい構造にする、と書かれている。
町田市保健所の資料も、点検と清掃がしやすいものを選ぶことを最初に挙げている。
加湿の能力や見た目の前に、手が入るか、ばらせるかを見るのがいいと僕は思う。
- タンクの口:手かスポンジが入る広さがあるか。
- 分解:水に触れる部品が外せて、洗えるか。
- 毎日の手間:水を捨てる、洗う、を毎日続けられる大きさか。
車中泊やテントで使う小さなUSB加湿器も、タンクに水をためる点は同じだ。
車内やテントは狭いので、加湿しすぎると結露も増える。
家の窓の話になるが、結露とカビの記事も置いておく。
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僕自身は使っていないので、購入前に商品ページで仕様と口コミを確認してほしい。
どの方式を選んでも、毎日の水の入れ替えが要らなくなるわけではないと僕は思う。
除菌をうたう商品でも、手入れは取扱説明書のとおりに続ける。


