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順位チェックツールが、次々とGoogleに弾かれていた|「下がった」のが記事のせいかツールのせいか、切り分けられない一週間だった

9月13日ごろから、検索順位を測るサードパーティのツールが、Googleに次々とブロックされ始めた。
同じ時期に、Google側でも未確認のアルゴリズム変動が続いていた。
「順位が下がった」の理由が、記事のせいなのかツールのせいなのか、切り分けられない一週間だった。

先週、自分のブログの順位チェックツールの数字が急に暴れ出した。
上がったり下がったりを一日で繰り返していて、正直どこまで信じていいのか分からなくなった。
原因を調べているうちに、記事の中身より先に、順位を測るための道具そのものが壊れかけていることに気づいた。

何があったのか

2026年9月13日ごろから、Google検索結果をサードパーティのツールで取得する動きが、軒並みブロックされ始めていた。
順位チェックツール「Nozzle」を開発するDerek Perkinsは、それまで取得できていたデータが約80%減ったと報告している。
大手ツールの「Sistrix」もステータスページで「Googleが検索結果の配信方法をさらに変更した」と説明し、データ収集率の低下を認めた。
Sistrixの担当者Steve Paineは「Googleはこの1年ほど検索結果の配信方法を変え続けていて、いまはその頻度がかなり高い」と話している。

同じ時期、9月4日・12日・15日と、Google側が公式には認めていない検索順位の変動も続いていた。
特に9月15日は「ここ数時間でチャット(SEOコミュニティ内の話題)が急に増えた」と伝えられるほどの荒れ方で、複数の順位トラッキングツールのグラフが揃って跳ねていた。
背景には、Googleが検索結果のスクレイピング業者SerpApiを相手に続けている訴訟がある。
2025年12月に提訴し、2026年7月には裁判所がSerpApi側の申し立てを認めて一部を却下したものの、係争そのものはまだ続いている。
9月に入ってからは、検索結果のリンクを「google.com/goto」という中継URLに置き換える変更も加わり、SerpApiは9月5日になってようやく直接URLを返せるよう対応を終えたと発表した。

僕がひっかかったところ

個人でブログをやっていると、順位を測るのに使うのは大抵、無料の順位チェッカーか、自分で書いた簡単なスクリプトだ。
契約された大手ツールでさえ8割もデータが取れなくなっているなら、僕が使っている簡易な仕組みはもっとあっさり弾かれているはずだと思う。
厄介なのは、そのまっ最中に本物のアルゴリズム変動らしきものも同時に起きていたことだった。

つまり「順位が下がった」と表示されたとき、それが本当に記事の評価が下がったからなのか、ツールがGoogleに弾かれて数字そのものが壊れているだけなのか、僕には区別がつかない期間があったことになる。
検索業界のニュースを追っているBarry Schwartzも「いまツールから出てくる数字は、間違っている可能性があるから気をつけて見た方がいい」と書いていた。
普段は当たり前のように信じているその数字が、自分の記事とは関係ないところで狂っているかもしれない、という可能性を今回はじめて具体的に意識した。

で、僕はどうするか

これからは、順位チェックツールの数字を見て一喜一憂する前に、必ずSearch Consoleの実データ(クリック数と掲載順位)を先に確認するようにする。
サードパーティのツールはあくまで参考程度に留めて、数字が大きく動いたときほど「ツール側が壊れていないか」を先に疑うことにした。
Googleとスクレイピング業者の訴訟はまだ続いているので、似たような通信のブロックは今後も形を変えて起きるはずだ。
次に順位が急に動いたときは、まず一次データを見てから考える、という順番だけは変えないでおこうと思う。

出典

まる子パパ

まる子パパ

会社員。受託開発のエンジニアで、その前は寿司職人・長距離運転手・農業。 技術ブログは、キャンプの合間に踏んだバグと、AI・Web開発の運用の失敗を書いています。 このサイト自体が、開発に携わっているCMS「コンテナ」の稼働中の実例です。 このサイトについて

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