3万ページ作れる材料があったのに、作らなかった

スポットを4万6千件に増やした。
1件ずつ詳細ページを作れば3万ページ増える。
作らなかった理由を書いておく。

立ち寄りスポットに、城や神社仏閣、博物館、公園、山や滝、温泉を足した。
ぜんぶで3万2千件。もともと1万4千件だったので、サイトが持っているスポットは4万6千件になった。

データはWikidataから引いている。
「日本語版Wikipediaに記事があるもの」だけを採る条件をつけた。そうしないと、名前もない小さな祠や団地の児童公園まで入ってきて、既存のキャンプ場や道の駅が埋もれてしまう。

取ってくると、写真も説明文も緯度経度も一緒についてくる。
ここで手が止まった。

1件1ページにすれば、3万ページ増える

材料は揃っている。
施設名、写真、説明文、公式サイト、Wikipediaの記事へのリンク。テンプレートに流し込めば、明日には3万ページのサイトになる。

ライセンス的にもできなくはない。
Wikidataの説明文はCC0で自由に使える。Wikipedia本文はCC BY-SAだから、出典を書いて同じライセンスを継承すれば転載できる。

それでも作らなかった。

効くのがページ単位じゃない

Googleのスパムポリシーに「スケールされたコンテンツの不正使用」という項目がある。
大量に生成したページで、独自の価値がほとんどないもの。よそから持ってきた文章を並べただけのもの。

厄介なのは、引っかかったときの効き方だと思う。
「そのページが順位を取れない」では済まなくて、サイト全体に手動対策が入る。

うちには技術ブログが150本近くあって、キャンプ日誌もキャンプ飯もある。
ぜんぶ自分で書いたものだ。3万ページの引き写しと心中させる理由がない。

ページは作った。検索には出さない

結局、詳細ページ自体は作った。
カード1枚では「行くかどうか」を決められないからだ。

ただし中身は、Wikipediaの引き写しにならないものを主役にした。

そのスポットの座標から、近くのキャンプ場と道の駅を距離順に出す。
そこを通る公開コースがあれば並べる。
スタンプの判定半径と、チェックインへの入口を置く。
このへんは、うちのデータベースにしかない情報になる。

そのうえで検索エンジンに出すのは、「サイト内の記事にリンクしているもの」か「公開コースに組み込まれているもの」だけにした。
残りはnoindex。人は見られるが、検索には出ない。

いま検索対象は266件だ。
4万6千件のうちの266件でしかない。記事とコースが増えれば、そのぶん自然に増えていく。

受け皿は別に用意してある

検索から来てほしくないわけではない。
「山梨県 キャンプ場」で探している人はいる。

それは都道府県×種別のハブページが受けている。
47都道府県×19種別のうち、実際にサイトマップへ載せているのは約900URL。ここは中身が一覧そのものなので、引き写しにはならない。

情報が増えたらページを増やす、という発想を一度やめてよかったと思う。
増やすべきだったのは入口の数で、ページの枚数ではなかった。

スタンプラリーに挑戦する 行った場所・気になる場所は、現地チェックインでスタンプに残せます。 みんなのコースを見てみる 会員が作ったスポット巡りのコースを都道府県から探せます。自分だけのコースも作れます。 運営者の個人noteも書いています AI活用やサイト運営で気づいたことを、もう少し個人の視点で掘り下げています。

※運営者が個人で書いているnoteです。

技術ブログ一覧へ戻る