自分のサイトを見ているのは、もう半分以上が人間じゃないらしい

Cloudflareの観測で、Webページへのアクセスの57%が自動化されたものだった。
解析画面の数字の見え方が、静かに変わっている。

自分のサイトのアクセス数を見て、少しうれしくなる日がある。
昨日より増えている、読まれている、と思う。
その気分に水を差すような数字を見てしまった。

Webページへのアクセスの57%は、人間ではない

Cloudflare が自社のネットワークで観測したデータを公開している。
それによると、Webページ(HTML)へのリクエストのうち57.5%が自動化されたもので、人間によるものは42.5%だった。
つまり、ページを取りに来ている相手の半分以上が、もう人間ではない。

これは動画の配信やメール、ゲームの通信を除いた数字で、あくまで「読まれるためのWebページ」に絞った話だという。
CEO の Matthew Prince は、この逆転が予想より何年も早く来たと話している。
増えたぶんの多くはAIのエージェントで、人間なら開かないような量のページを次々に取りに行くのだそうだ。

数字の意味が、静かに変わっている

僕がひっかかったのは、順位でも技術でもなく、自分の解析画面の見え方だった。
解析ツールの多くはボットを除いた数字を出してくれるから、表示されている人数がそのまま嘘になるわけではない。
それでも、サーバーが実際に働いている量と、届いている人の数は、もうずいぶん離れている。

うちみたいな個人サイトでも、深夜に妙にアクセスが立つ時間帯がある。
あれは読者が夜更かししているのではなくて、たぶん誰かの機械が回っている。
そう思ってログを眺め直すと、見え方がだいぶ変わった。

読まれること自体は、まだ悪いことではないと思う

AIに読まれるのは損なのか、という議論がある。
クリックされないまま答えだけ持っていかれる、という言い分はよく分かる。

ただ、個人でやっているサイトの立場で言うと、そもそも見つけてもらえないほうがずっと厳しい。
AIの回答の中で名前を出してもらえるなら、それは新しい看板の掛け方かもしれない。
だから僕は、いまのところ締め出す気はない。

代わりに考えているのは、来てくれた人にどう残ってもらうかのほうだ。
検索でもAIでも、入口はいずれまた変わる。
変わらないのは、読んで面白かったからまた来る、という部分だけだと思う。

出典

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