llms.txt を置いても検索順位は動かない。Googleがそう書いた
新しいファイルを置くと、何かをやった気になる。
効いたのはいつも、もっと地味なほうだった。
llms.txt というファイルの名前を、ここ半年でずいぶん見かけるようになった。
AIに自分のサイトを正しく読ませるための案内図、みたいな触れ込みのやつだ。
置くべきかどうか迷っていたところに、Google がはっきりした答えを出していた。
Googleは「検索には要らない」と書いた
Google は2026年6月15日、AI向けの最適化に関するガイドを更新して、llms.txt についての説明を足した。
書かれていたのは、Google 検索には llms.txt は必要ない、ということ。
生成AIを使った機能も含めて必要なく、置いても検索での見え方や順位が上がることも下がることもない、という内容だった。
置いてはいけない、という話ではない。
Google 検索がそれを見ていないだけで、他のAIサービスが参照する可能性までは否定されていない。
ただ、SEOの効果を期待して置くものではない、という線がはっきり引かれた。
新しいファイルを置くと、何かをやった気になる
正直に書くと、僕はこれを読んで少しほっとした。
新しい作法が出てくるたびに、置いていかれる感じがしていたからだ。
ファイルを一つ置く作業は、記事を一本書くよりずっと簡単で、しかも「対応済み」という達成感がある。
だから、つい先にそっちをやりたくなる。
でも自分のサイトのアクセスが増えたときのことを思い返すと、効いたのはいつも地味なほうだった。
見出しを正直につける。
本文で、見出しに書いたことをちゃんと説明する。
ページの中身と、そのページのタイトルをずらさない。
拍子抜けするけれど、うちのサイトで検索から人が来るようになったページは、だいたいこれをやり直したページだ。
それでも置くなら、目的を分けて考える
AIに読ませたい情報が本当にあるなら、置くこと自体は止められていない。
ただ、置いたぶんだけ管理するものが増える。
中身が古くなった案内図は、無いより悪いこともある。
僕は当面、置かないことにした。
その時間で本文を直したほうが、たぶん読む人にも届く。
気が変わったら、そのときまた書く。