URLを打ってからページが出るまでの、だいたい0.5秒の裏側

住所を調べて、注文して、受け取って、組み立てる。
ブラウザが毎回こなしている、宅配便のような手順の話。

ブラウザにURLを打ってEnterを押すと、1秒もかからずページが出ます。
あの一瞬に何が起きているのか。
ざっくり知っておくだけで、ネットの不調に慌てなくなります。

電話帳を引く

まずブラウザは、URLのドメイン(example.comのような部分)を番号に変換します。
ドメインは人間向けの名前で、コンピュータ同士はIPアドレスという番号で呼び合っているからです。
この変換をやってくれる仕組みがDNS。要は巨大な電話帳です。

「サイトが見られない」というトラブルの何割かは、この電話帳がうまく引けていないだけだったりします。

注文と配達

番号が分かったら、ブラウザはその相手に「このページをください」と注文を送ります。
受け取った側のコンピュータ、いわゆるサーバーが、HTMLを用意して送り返す。
ここまでで、荷物が届いたところです。

サーバーという言葉は仰々しいですが、実体はどこかのデータセンターで動いている普通のコンピュータです。
このサイトのぶんも、僕が借りている一台がどこかで静かに働いています。

組み立て

届いたHTMLを、ブラウザが見出しや段落に組み立てて画面に描きます。
途中でCSSや画像が必要だと分かると、その都度また注文を送る。
1ページ表示するのに、裏では何十往復も宅配便が走っています。

山奥のキャンプ場で電波が1本しかないと、この往復がぜんぶ遅くなる。
画像の多いページがなかなか開かないのは、荷物の数と大きさの問題です。
サイトを作る側になってから、僕は画像を軽くすることに妙に真剣になりました。

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