飯盒でも鍋でもいい。キャンプの米は、火加減より浸水で決まる
硬い、芯が残る、べちゃつく。原因はたいてい火に掛ける前にあります。
キャンプで炊いた米が硬かったり、芯が残っていたり。
最初のころ、僕はこれを火加減のせいだと思っていました。
でも何度かやってみて分かったのは、失敗の原因はたいてい火に掛ける前にあるということでした。
浸水を飛ばすと、まず失敗する
米は水を吸ってからでないと、中まで火が通りません。
吸わせないまま炊くと、外側だけ柔らかくて芯が残ります。
目安は30分。夏場の水温が高い時期なら20分でも足ります。
設営しながら米を水に浸けておくと、ちょうどいい時間になります。
研ぎ方も昔とは変わりました。
いまの米は精米の精度が高いので、力を入れて研ぐ必要はありません。
水を替えながら、指で軽くかき混ぜる程度で十分です。
火加減は、沸くまで強く、沸いたら弱く
難しい調整はいりません。
沸騰するまでは強火、湯気が勢いよく出はじめたら弱火にして12分ほど。それだけです。
途中で蓋を開けたくなりますが、我慢したほうがいい。
蒸気が逃げると温度が下がって、そこから炊きムラになります。
焦げの匂いがしてきたら火から下ろす。
音と匂いのほうが、時間より正確なことが多いです。
無洗米は、外ではむしろ正解
研ぐ手間も水も要らないので、キャンプでは強い。
味が落ちると言われることもありますが、いまの無洗米は普通に美味しいです。
ひとつだけ違うのが水加減で、研いだ米より1割ほど多めに入れます。
研ぎ水を吸っていないぶん、その分を足してやるという理屈です。
浸水が要らないわけではありません。
ここは普通の米と同じで、30分ほど吸わせてから火に掛けます。
蒸らしを飛ばさない
火を止めてから10分。ここを省くと、べちゃっとした仕上がりになります。
この10分で、余った水分が米粒の中に入っていきます。
タオルで包んでおくと温度が保てて、なお安定します。
蒸らし終わったら、底から返すように混ぜる。
米粒をつぶさないよう、切るように動かすのがコツです。
浸水と蒸らし。この2つを守るだけで、外で炊く米はかなり安定します。
道具を買い替えるより先に、まずここを試してみてほしい。