選挙が終わったあとの4年間、プレイヤーは何もできなかった

12日間の選挙戦を作り込んできた。
その後ろにある4年を、ずっと空白のまま置いていた。

候補者モードは、選挙戦の12日間をかなり細かく作ってある。街頭演説、戸別訪問、後援会、討論会、メディア出演。疲労が溜まり、疑惑が芽を出し、倒れることもある。

その選挙が終わると、画面はこうなっていた。「次の選挙に挑む」。押すと、4年が一瞬で過ぎる。
党内のポストが動いたときだけ短い報せが入るが、それ以外は本当に何も起きない。プレイヤーにできることは一つもなかった。

おかしな話だ。議員の時間の大半は、そちら側にあるのに。

選挙運動と、任期中にできること

任期に手を入れると決めて、まず考えたのは「選挙戦の行動をそのまま流用するか」だった。
すぐに違うと分かった。任期中に街頭演説はできない(というより、それは選挙運動なので公職選挙法の話になる)。逆に、選挙戦の12日間に法案は出せない。できることが根本的に違う。

結局、別の7種類を用意した。法案を出す、国会で質問に立つ、地元をまわる、派閥の会合に出る、勉強会を開く、政治資金パーティーを開く、静養する。
議席がなければ法案も質問もできない(落選中は国会にいない)。無所属なら派閥に行くところがない。この制約が、そのまま「落選した年の過ごし方」になった。地元をまわり、資金を貯め、勉強会を開いて次を待つ。

法案には成否をつけた。通れば「自分の名前が付いた条文が、これから先ずっと残る」、通らなければ「審議入りしないまま会期末を迎えた」。確率は立場と政策通の深さで決まる。大臣や党三役の言葉は、平議員のそれより重い。

順番をどちらにするか

実装で迷ったのは、任期の行動とポストの判定の順序だった。

ポストを先に決めれば、「大臣として法案を出す」ができる。行動を先にすれば、「派閥に通った結果として椅子が回ってくる」になる。
選んだのは後者だった。積み上げた結果として次が来る、という順序のほうが、遊んでいて納得がいくと思ったからだ。

実際に動かしてみて、その判断は正しかったと思った。派閥の会合を3回選んだら党内影響力が9上がり、その任期の終わりに幹事長の椅子が回ってきた。
画面には「役職 無役 → 幹事長」と出る。何をしたからそうなったのか、記録がすぐ上に並んでいる。

同じ落とし穴に、二度落ちた

「残りをおまかせで進める」も付けた。足りないものを埋める形で自動的に選ぶ、単純な仕組みだ。

動かしてみたら、3回とも「法案を出す」を選んでいた。

見覚えがある。以前、選挙戦のパラメーターで同じことが起きた。「無料の行動を24回連打するのが最適解になっていた」という話を書いた。
今回も理屈は同じだった。「あといくつ足りないか」で手を選ぶ以上、伸びが鈍っても足りなさは残る。政策通が40なら、3回打っても60、まだ40足りない。ずっと法案を選び続ける。

対策は、同じ手を繰り返すほど点を引く、という一行だった。1回繰り返すごとに25点。3回目には他の手に道を譲る。
入れ直したら、法案・国会質問・勉強会の3つを選ぶようになった。

同じ形の失敗を二度した、ということでもある。パラメーターを伸ばす手を並べて「足りないものを選ぶ」と書いたら、それは必ず一点集中になる。次に似た仕組みを作るときは、最初から繰り返しの重みを入れておく。

スタンプラリーに挑戦する 行った場所・気になる場所は、現地チェックインでスタンプに残せます。 みんなのコースを見てみる 会員が作ったスポット巡りのコースを都道府県から探せます。自分だけのコースも作れます。 運営者の個人noteも書いています AI活用やサイト運営で気づいたことを、もう少し個人の視点で掘り下げています。

※運営者が個人で書いているnoteです。

技術ブログ一覧へ戻る