ポータブル電源の保管|しばらく使わないと電源が入らなくなる。しまい方に決まりがある
久しぶりに出したポータブル電源が、ボタンを押しても反応しないことがある。
壊れたのではなく、空になって眠っているだけかもしれない。
電池は、使わなくても減っていく。
しばらくしまっていたポータブル電源を、久しぶりに出す。
ボタンを押しても、画面がつかない。
長押ししても、うんともすんとも言わない。
こうなると、壊れたと思ってしまう。
壊れていないことが多い
こういうときは、とりあえずコンセントにつないで、しばらく放っておくのがいいと思う。
しばらくすると、何事もなかったような顔で起動することがある。
壊れていたのではなく、中身がほとんど空になっていた、というパターンだ。
しまったときは満タンに近くても、一度も使っていないのに減っていく。
使わなくても、電池は減っていく
電池は、何もつないでいなくても少しずつ減る。
自然放電と呼ばれるものだ。
それとは別に、本体の中には電池の状態を見張っている回路が入っていて、待機しているあいだも小さな電気を使い続けている。
画面が消えていても、中では番人が起きている。
この二つが重なると、半年も置けば残量はけっこうな勢いで落ちる。
「切っておけば止まる」と思い込みがちだが、止まっているのは表示だけだ。
空のまま置くと、起きられなくなることがある
やっかいなのはここから先だ。
残量がある線より下まで落ちると、さっきの番人が「これ以上は電池に良くない」と判断して、出す方も入れる方も止めてしまう。
画面がつかないのは、この状態の可能性がある。
多くの機種はコンセントにつなげばまた目を覚ます。
ただ、放っておいた期間が長いと戻ってこない個体もあるらしい。
戻るかどうかは運もあると思うので、空のまま長く放置しない。
電池の種類によって減り方の速さは違うし、リン酸鉄の機種はこのあたりが比較的おだやかだと言われている。
それでも、置きっぱなしで減ることに変わりはない。
じゃあ満タンで置けばいいのか、というと
空が良くないなら満タンにして置けばいい、と考えたくなる。
これも良くないのだそうだ。
電池は、めいっぱい詰まった状態が続くとそれはそれで傷む。
少し空けておいたほうが長持ちする。
保管時の残量の目安は、六割前後とされることが多い。
ただ細かい数字はメーカーごとに違うので、自分の機種の説明書がいちばん正しい。
要するに、満タンでも空でもない真ん中あたりで寝かせておけ、ということだ。
夏の置き場所は、思っているより効く
暑さもここに乗ってくる。
炎天下の車内に置いた電源が充電を止めるのは、壊れたのではなく、熱くなりすぎて自分を守っているからだ。
その話は前に書いた。
保管も同じで、暑いところに長く置くほど傷みは早くなる。
夏の車内と、屋根の下の物置。
このあたりに置いていたなら、置き場所のほうを先に変えたほうがいい。
しまうときの三つのこと
ひとつ、しまうときは満タンにしない。
出かける前に充電して、帰ってきたら六割くらいまで落としてから箱に戻す。
満タンのままそっとしまうのが親切に思えるが、逆だ。
ふたつ、三か月に一度、出してきて残量を見る。
減っていたら六割まで戻す。
これはカレンダーに入れておかないと忘れやすい。
忘れた結果が、押し入れで空になった電源だ。
みっつ、置き場所は家の中の、いちばん温度が動かないところにする。
物置と車の中は避ける。
ついでに言うと、災害のときに使うつもりで買ったのなら、しまい込んだ時点で半分意味がなくなる。
すぐ手が届いて、なおかつ涼しいところ。
EcoFlow DELTA 2 Maxのような大きい電源も、玄関の収納のような、すぐ手が届く場所に置いておきたい。
電池は、使って減らすものだと思いがちだ。
置いておくだけでも減るし、置き方しだいで寿命のほうも変わる。
次に使う日のために、六割で寝かせておく。
たったそれだけのことで、押し入れを開けたときの気分がずいぶん違うはずだ。
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