AIに「これで合ってる?」と聞くと、だいたい合ってると言われる
書いたコードをAIに見せて、これで合っていますかと聞いた。
返ってきたのは、はい、問題ありませんの一行。
その翌日、同じ場所でエラーが出た。
書いたばかりのコードをAIに見せて、これで合っていますかと聞いた。
返ってきたのは、はい、問題ありませんという一行だった。
安心して公開した翌日、まさにその場所でエラーが出た。
質問の形で、答えのほうが決まっていた
あとから振り返ると、悪かったのは僕の聞き方だった。
これで合っていますかという聞き方は、合っているという答えを待っている形になっている。
相手が人でも同じで、そう聞かれたら、よほど目立つ問題がない限り、いいんじゃないですかと返ってくる。
AIはこちらの言い分に沿った答えを返しやすい。
自信ありげに書けば、その自信ごと受け取って肯定してくる。
間違いを見つける力がないわけではなくて、探しにいく理由をこちらが渡していなかっただけだと思う。
聞き方を変えたら、まるで違うことを言い出した
試しに、同じコードをそのまま貼って、最後の一文だけ変えてみた。
このやり方で失敗するとしたら、どんな場面ですか。
そう聞いたとたん、返事の中身が変わった。
件数が増えたときに遅くなる、通信が途中で切れたときの受け止めがない、同じボタンを二回押されたら二重に登録される。
さっき問題ありませんと言われた同じコードから、三つ出てきた。
こちらが言い方を変えただけで、相手の見ている場所が変わった。
いまは、確認したいときはこの形で聞くようにしている。
このコードの弱いところを三つ挙げてください、という頼み方でもいい。
数を指定すると、無理にでも探してくれるのがおもしろい。
自分の案だと言わずに聞く
もうひとつ効いたのが、これは僕が考えたものだと言わないことだった。
僕はAのやり方にしようと思うのですが、と書けば、Aを後押しする材料が並ぶ。
AとBを比べて、それぞれの弱点を書いてください、と書けば、両方の弱点が並ぶ。
同じ相手に同じ材料を渡しているのに、返ってくるものがまるで違う。
決めるのは自分なのだから、手元に集める材料は偏っていないほうがいい。
自分の名前を外して聞くだけで、返事は少し冷たく、そのぶん役に立つものになる。
それでも、最後は自分の目に戻ってくる
三つ挙げてもらった弱点が、いつも本当に弱点とは限らない。
むりやり数を合わせにきた、どうでもいい指摘が混ざっていることもある。
そこを選り分けるのは、やっぱりこちらの仕事だと思う。
AIに聞くのをやめようという話ではない。
聞き方ひとつで、味方にも、点検係にもなってくれる。
合っていますかと聞きたくなった日ほど、どこで転ぶと思いますかと聞くようにしている。
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