保冷剤は、凍らせ方ひとつで持ちが半日変わった。厚みを変えてみた話

同じ量の保冷剤を入れているのに、日によって持ちが違っていた。
理由は保冷剤そのものの「厚み」にあった。

クーラーボックスの氷が朝まで残らない話は、前に書いた。
箱の詰め方を変えてからは、だいぶましになった。
それでも夏の連泊で、保冷剤だけがいつも先に溶けきっていた。

同じ量を入れているのに、日によって持ちが違う。
理由を探していくと、保冷剤そのものの「厚み」にたどり着いた。

厚いものほど、長く持つとは限らなかった

家にある保冷剤を全部並べてみた。
お弁当用の薄いもの、業務用の分厚いハードタイプ、ジェルの柔らかいもの。
厚ければ厚いほど長持ちする、と思っていた。

実際に使ってみると、そう単純でもなかった。
厚いハードタイプは、中心まで凍りきるのに時間がかかる。
前日の夕方に冷凍庫へ入れても、朝には表面しか凍っていなかったことがあった。
凍りきっていない保冷剤は、見た目より早く溶ける。

薄いものは、凍るのは速いが「先に」溶ける

逆に薄いソフトタイプは、二、三時間でしっかり凍る。
ただし溶けるのも速い。
クーラーボックスを開けた瞬間に外気が入ると、薄いものから先に緩んでいく感覚があった。

ここで気づいたのが、保冷剤は一種類で完結させるものじゃないということだった。

いまは「速攻用」と「持久用」を分けて入れている

朝いちばんに使う分は薄いソフトタイプ。
出発前、確実に凍りきっている状態で持ち出せる。
二日目、三日目のために持っていくのは厚いハードタイプ。
前日ではなく、二日前から冷凍庫に入れて、中心までしっかり凍らせておく。

厚みで役割を分けてからは、「今日はよく持った」「今日はだめだった」というばらつきがかなり減った。

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凍らせる場所も、持ちに関係していた

冷凍庫の中でも、扉側と奥では温度が違う。
扉の開け閉めで温度が上がりやすい手前に置いていたときは、同じ保冷剤でも凍りが甘かった。
いまは出発前日から、いちばん奥の棚に移すようにしている。

入れる順番も変えた。
クーラーボックスの底に厚いハードタイプ、その上に食材、いちばん上に薄いソフトタイプ。
冷気は下に溜まるので、底を厚みのあるもので固めておくと、開け閉めのたびに逃げる冷気の量が減る。

厚みを見て選ぶようになった

保冷剤の売り場で、大きさや値段だけを見ていた頃は、持ちの差が運のように感じていた。
厚みと凍る速さ、この二つがトレードオフだと分かってからは、迷わず選べるようになった。
速く凍らせたいなら薄いもの、じっくり長く持たせたいなら厚いもの。
二泊するなら、両方を役割で使い分ける。

道具は変えていない。
変えたのは、同じ道具の使い方だけだった。

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